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音でわかるコロナとストックホルム

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今年の春先、3月半ばからスウェーデンにおいてもすっかり変わってしまった私たちの行動様式とは裏腹に、国からのロックダウン要請などがなかったことから「好き勝手にやっている」との誤解に基づくレッテルを他国から貼られてしまったスウェーデン。

そんな誤解を「街の音の変化」から解こうとしたのは、ストックホルム工科大学の研究者たち。3月末から4月にかけてのストックホルムの街の騒音は、一年のうちで一番街から人がいなくなるクリスマス・イブや夏至祭の日にも匹敵するほどの低レベルだった。

2019年にも同様の騒音テストを行い比較できるデータを持っていたこの研究チームは、ストックホルムでいつも人通りが多く、またバスや地下鉄の駅も間近にある人気のソーデルマルム地区の交差点の一角に今年の3月半ばに集音マイクを設置した。

ここでは平日だけでなく週末の騒音レベルも低く、これは通勤だけでなくストックホルムの住民たちが休日の過ごしかたもすっかり変えてしまったことを意味する。

その後6月末には騒音レベルはほぼ元のレベルに戻ったが、盛んに報道されていた「バーのテラスで騒ぐ酔客たち」の画像とは裏腹に、ほとんどのストックホルムの住民たちはそれまではかなり静かな生活を送っていたようだ。

今回のレポートをまとめたロマイン・ルムプレールさんは「音で街の状況を知ることができる。今後もリアルタイムで行政が活用するなど多彩な活用方法が考えられる」と話す。

街の「監視マイク」は監視カメラよりも受け入れられやすいのかもしれない?

研究報告・パンデミックでストックホルムは静謐に