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秋からのスウェーデンが直面する問題

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もうすぐ8月。8月と聞けば本格的な夏を感じる日本と違って、スウェーデンではそろそろ夏休みも終わり、来週辺りから仕事に戻る人がぐんと増える。季節はもう秋。

ダーゲンズ・ニュヘテルが昨日公開したインタビューで公衆衛生庁のアンデシュ・テグネルは、新型コロナの感染状況のコントロールに、リモートワークが果たした影響は大きいと答えた。

春に突然始まったこの新しい働き方をなんとか続けてきた人が夏休みが終わればなんらかの変化が起こることを期待していたとしても、公衆衛生庁からの要請にはいまのところ変化はない。これからも可能な人はできる限りリモートワークを続けよう、だ。

テグネルは、この新しい働き方はこれからのスタンダードになっていくのではないかと話している。ダーゲンズ・ニュヘテルの別の記事では、多くの企業では従業員をグループに分け、オフィスで働く日を一週間交代などとしてシフト化した体制を整える動きのあることを伝えている。リモートワークはずっと続けたいと望む人がいる一方で、孤独に苛まされるひともいる。シフト体制はそのあたりの問題と感染コントロールの面からもバランスのとれた解決策になるだろうか?

いずれにせよ、オフィスに行くことがこれまでよりは増えるとなると、気になるのは通勤時の公共交通機関。学校に戻る高校生が電車やバスが混み合う時間を避けるために、朝の始業時間を遅らせようとする動きもある。さらには、コロナで乗車料収入が激減した事態に、間引き運転で対応しようとする地方交通機関もあって、問題は複雑だ。

このような働き方、移動の仕方にまつわる問題に加えて、テグネルが、最も目を向けないといけない問題としてあげるのが、社会とは距離をとるようにいわれたままの高齢者だ。高齢者向け施設などでは隔離が続き高齢者が孤立している状態を、どのように工夫してネガティブな影響ができるだけ少ない形で改善していくことができるのか。透明な壁越しに面会を許可したりの動きの流れを組んで、これからも私たちの知恵とクリエイティビティが試される。

もう既にヨーロッパの他の都市で散見されるように、スウェーデンでも秋以降、新型コロナウイルスはある意味インフルエンザのように戻ってきて、また感染者も増えるのだろう。

グーグルは既に、希望すれば社員は来年の夏までリモートワークを続けることができることを発表したそうで、私たちも暮らし方に再度の変化が起こるのはやはり早くてもそれくらいの時期? とでも思っておいたほうがいいのかもしれない。

日本に次に帰る日もそれくらいになるのかなぁ?

テグネル談・秋以降、スウェーデンが直面する問題