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年金者の肩書き問題

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一年のうちでもきっとずば抜けてストレスフルであろう今週。

月曜日の朝、10時15分からのヨガのレッスンの参加者は私を含め4名。他の3人も若者でもないし、何をしている人達なのだろう?、って、きっと私が一番怪しい参加者だったな。

 

さて、最近自分の肩書はますます怪しくなってきているけど(そもそも肩書になってないw)、年金生活者の肩書としては何が一番ふさわしいのか? 日本では「元〇〇株式会社役員」という肩書の名刺を自分で作って配っている人もいると聞いたけど……。

 

9月に一斉に行われる国政、県レベル、市レベルの議員選挙には、合計5万3千人が立候補していて、その27%にあたる16,500人が65才以上。これはほぼ選挙の投票者の分布状況に等しい。だだその16,500人のうちで自分のことを「年金生活者」として立候補している人は全体のほぼ4分の1の4,400人だそう。国政への候補者だけに限るとその割合はもっと低くなる。

 

85歳の元医師でこれまでに何期も国会議員も務めてきたバルブロさんは「名誉教授・国会議員」を今回の選挙の立候補者リスト掲載の肩書として使用している。

 

スウェーデンでは解散選挙はないので、今回彼女が当選したら90才近くまでの任期となることについて聞かれた彼女は「先のことがわからないのは20才代でも30代でも同じ」と一喝している。

 

そう、明日のことはわからないので、今日できることを一生懸命やる姿勢に年齢は関係ない。

 

 国会議員の候補者には年金生活者はほとんどいない (SVT Nyheter)

© Hiromi Blomberg 2023