次の政権の形は今週になってもまだみえてこないが、ストックホルム近郊の歴史ある大学都市ウプサラが、これまでのブロック政治にとらわれない新しい形を提示して話題になっている。
今朝のニュース番組に、協力することがきまったウプサラの社会民主党のと自由党のリーダーが出演しインタビューに答えていた。
両者が何度か口にした印象的な言葉は「現実的 (pragmatik)」と「歩み寄る (Kompromissa)」。
右派ブロックの協力体制を捨てて、左派に歩み寄る形を推し進めた自由党のモハメッド・ハサンのところには数多くの苦情や嫌がらせの電話などが相次いだそうだ。社会民主党側も自由党と組むことで約束していた公約を果たせないことは既に明らかになっているが、より重要な「安定した政治体制をつくる」ために両者は手を組んだ。
メンツや教条にとらわれず、その場その場で必要な解決案を現実的に実行していく。これまでの経験で、スウェーデンの強さはそこにあるのだと私なりにも理解している。
さて、ウプサラのモデルが国政の議論にもよい影響を与えるかな?
ウプサラの自由党は左派ブロックへ (Sydsvenskan)