この週末は、東京マラソンとクロスカントリースキーの世界大会であるヴァーサロペットの開催が予定されている。
新型コロナウイルスが広がっていた日本では、早くからマラソンの一般人の参加辞退を呼びかけていたが、ヴァーサロペットで今年問題になっていたのは雪不足。
ヴァーサロペットは今年は雪の少ないことから長らく開催が危ぶまれていたのだ。ようやく雪は足りそうだとなったところで、スウェーデンでも新型コロナウイルスの感染者が確認される状況になってきた。
国外からの参加者の多くはノルウェー(2008人)、デンマーク(1023人)、フィンランド(707人)と近隣北欧諸国からの参加だが、イタリアからも166人の参加が予定されていた。現在移動を禁止されている地域のからの参加予定者たちは、来年の参加権利を授与された。
カロリンスカ研究所の名誉教授で、WHO(世界保健機関)の感染症問題へのアドバイザーでもあるヨハン・イェセック教授は「必要がない海外旅行はしばらく控えるよう」とSVTの取材でコメントしている。
来年のヴァーサロペットの時期には、世界はどんな様子になっているのだろう?
ここ数週間、以前に観た、感染症で崩壊していく世界を描いた恐ろしい映画『コンテイジョン』が頭から離れない。グイネス・パルトロウの解剖シーンや子供を抱いて右往左往するマット・デイモンの姿。当時(映画は2011年公開)これほど悪役が似合うとは知らなかったジュウド・ロウの怪演。
『コンテイジョン』をまだみてない人は、この週末にでも一度観ておくといいかもしれない。今はNetflixでも視聴できるようです。
みなさん、手はしっかり洗ってね!