ダーゲンス・ニュヘテルが国外の報道機関と共同して大掛かりなビットコイン詐欺の仕組みを紹介している。これによると詐欺はあまりにも大胆であったために引っかかってしまった人が多く出たようだ。報道によるとその手口はこうだ。
1.偽の広告
まずは有名人の写真を使ったフェイスブックへの広告から詐欺が始まる。ここではビットコインへの言及はない。記事ではスラタン・イブラヒモビッチの写真を使って「スウェーデンの悲劇」と書かれた後にリンク先への矢印がある広告例を紹介している。
2.信憑性の高そうな偽の記事
広告のリンクは、ダーゲンス・ニュヘテルなど信頼性の高い新聞社のブランドマークを使ったニセの記事へとつながっており、そこではテレビにでている有名人がビットコインに投資してどれだけ大金をもうけたかという話が紹介されている。
この広告にはこれでもかというくらい、スウェーデンなら誰でも知っている有名人の写真と各著名報道機関のロゴが使われている。
3.大金でつる
この記事にあるリンクは約20ほどのビットコインのオンライントレーディングサイトを紹介したランディングページへとつながっている。ここで、すぐに大金を手にすることができると煽られ、アカウントを登録して使いたいサイトを一つ選ぶようにうながされる。
4.投資するように説得する
オンライントレーディングのサイトを選ぶと、時をおかずしてセールスマンから電話がかかってきてどんなにかんたんに大金持ちになれるかを説得される。
そして多くの場合は持っているお金は動かしたとたんに泡と消える……
そんなうまい話なんてない、ってわかっているはずなのに、有名人と有名報道機関の名を語ったあまりにも大胆な手法に気を許すのか、多くの人がこの詐欺にやられている。
勝手に写真やロゴを使われた有名人や報道機関にはえらい迷惑だけど、しかし、フェイスブックの広告って審査とかないのだろうか?