以前スウェーデン軍の陸上運搬車が盗まれるという事件があった時、コメントを寄せていたディストピア・パラレルワールド小説作家のラーシュ・ヴィルデレング(Lars Wilderäng)と彼のブログを紹介したことがあったが、今回のロシアのウクライナ侵攻以降、その彼のブログへのアクセスがこれまでになかった勢いで増えている。
2008年に始まった彼のブログは金融や気候危機、軍事などに関する時事問題を扱っており、そのジャンルではこれまでもダントツの人気を誇っていて毎日8万6000くらいのページビューがあったが、これが今では一日あたり60万ページビューに増えたことをヴィルデレング自身が明かしている。
彼は一般の大手メディアのメディアの報道姿勢には批判的で、自身はウクライナとロシア、そしてスウェーデン防衛軍内部にも人脈があることから、そこから精査した情報に基づいて書いていると説明する。しかし、自分は中立的でもないし、自身のやっていることがこの情報戦の片棒を担いでしまっているだろうとも、SVTのインタビューで認めている。
ヴィルデレングは、ロシアが伝えていることはすべてプロパガンダだという最大級の批判的な姿勢なしに報道してはいけないと言い、プーチンとクレムリンはあらゆることについて嘘をつくことが証明されていると話す。また彼は、ロシアは一部の人がいう程大きな脅威ではなく、スウェーデンでは今のうちにNATOにも加盟すべきだとも考えている。
これまでに出た彼の本では、以下のようなことが取り上げられているのだが、今こそ彼の本を一度読んでおくべきなのか?
私は彼の本を読んだことがないのだが、新作が出る度に夫が読んでいて、「電子機器が機能制御不能になり、その上停電するとこうなる」とか「今のスウェーデンで戦争が起きるとはこういうことだ」とかリアルすぎる起こりえる怖い世界を時々教えてくれる。軍用車盗難とラーシュ・ヴィルデレング より
ラーシュのブログを読んでみたい方はこちらからどうぞ
Cornucopia? – Evig tillväxt i en ändlig värld?