すみません、今日のはパリからのニュースだけど、電動キックボードのニュースを追っている私としては、これは取り上げないわけにはいかないので、書かせてほしい。
かねてより増え続ける死亡ケースも含む事故件数を背景として、日曜日にパリで行われた電動キックボードの規制をめぐる住民投票では、10人のうち9人までが電動キックボードのレンタル禁止に賛成票を投じた。これにより、パリでの電動スクーターのレンタルはこの秋に終了する可能性がある(ヤッタ!)。
パリは2018年にヨーロッパで初めて電動キックボードを、スマホアプリで簡単にレンタルできる仕組みを導入した街だった。導入の流れを作ったパリは、今後電動キックボードレンタル禁止の流れをつくる街になる(かもしれない)。
今回の住民投票に参加したパリ市民は全体のわずか7.4%だとも伝えられているが、住民投票の実施を決定したアンヌ・イダルゴ市長は、投票した人が少数であってもこの投票結果を尊重することを約束した。この7.4%の9割の、禁止に賛成票を投じた人は、きっと私のように電動キックボードのあり方を憂い、超イラツイていた人だと思われる😅。
パリは2019年には、早くも乗り入れ台数や参入業者の数に制限を設ける措置をとっており、現在はLime、Tier、Dottの3社が合計1万5000台のレンタルを行っている。それでも電動キックボードの事故は増え続けており、昨年は2020年との比較で42%増加、3名が死亡、450名以上が負傷している。最近レンタルできる年齢制限が18歳に引き上げられたばかりだったが、、イダルゴ市長は、これからは大規模なレンタル禁止が行われるだろうと伝えた。
電動キックボードが私の住むルンド市に導入されてから、アプリで簡単に借りることができるレンタル自転車はすっかり利用されなくなってしまったが、まだ街のあちこちにレンタルステーションは残っており、多くの自転車が使われずに佇んでいる。この先、電動キックボードのレンタルが禁止され、このレンタル自転車がまた利用されるようになればいい。
街から電動キックボードがなくなって、自転車の数が増えている近未来を妄想中😊