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うつに効く合唱隊

ストレス解消にはひとりカラオケだろうか? スウェーデンの新しい調査研究は、合唱など他の人と一緒にする文化的な活動はストレスや不安を和らげ、精神的健康を改善するのに効果的であることを示した。

ヨンショーピング地方自治体の依頼で行われたこの研究では、合唱、演劇、絵画などの「文化活動を処方」された200名の参加者は、対照群と比較してストレス、不安、抑うつの症状が有意に減少した。調査を取りまとめたパウラ・ベリマンは「人と会ってお茶する程度では変化をもたらすには十分ではないが、人と一緒に何かをすることが、自身のコンフォートゾーンから外にでる勇気をもたらす」と説明する。

スウェーデンでは、雇用主は非課税で「ウェルネス手当(Friskvårdbidrag)」を従業員に支給できるが、この際の対象範囲は、今のところジムの会費やマッサージなど身体的なものに限られている。文化的活動も精神的な健康にいい、ということで、これらもウェルネス手当の対象としてほしいとの声は上がっているがまだ実現していない。

スウェーデンでは合唱隊で歌っている人は結構多くて(記事ではスウェーデンで二番目に大きな市民活動と書かれているのだが、これがなにを根拠としているのかはちょっとわからなかった)これがみんなの健康を支えているのかもしれない。

このウェルネス手当制度、雇用主によっていくら貰えるかは違うのだけれど、私の働く会社では国税庁による最大規定範囲の年5000クローナ(約7万円)もあって、今年もヨガややランニングクラブの会費などにありがたく使わせていただきました。ありがとう!

合唱はうつ病や不安症に効く(Arbetsliv)

© Hiromi Blomberg 2023