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電気飛行機の方向転換

ヨーテボリに本社を置くハート・エアロスペース社は最近10億クローナ(約146億円)の新規資本調達に成功したが、現在200人いる従業員の約3分の1にあたる70人に解雇通告をだした。この会社については2020年のブログでも取り上げたことがある。

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人員解雇の理由は当初の完全電気飛行型飛行機から2基のターボジェネレーターの搭載したハイブリッド型へと飛行機のタイプを変更させ、今後はハイブリッド型の開発と独自のイノベーションに人材を集中させることになったというもの。

5年前に2人の創業者により設立された同社は、2022年秋に発表したES-30型で従来の完全電気走行型から2基のターボジェネレーター搭載型へと主軸を移していた。現在はこのハイブリッド電気飛行機250機の受注を受けており、さらに120機の納入オプションがあり、それに加えて191機の購買意向書を受け取っている。同社はヨーテボリ郊外に最初の工場を設置する計画だったが、コスト高によりその計画を諦め、今はハムスタ市と工場設立に関する交渉を進めている。

ちょうど車の世界でも、欧米では購入意向が電気自動車よりもハイブリッドの方に戻ってきているという話を聞いたばかりなのだけれど、飛行機の世界も一気に電気だけ飛行機へと変革するのは難しいのだろうか。

10億クローナを調達したが、従業員の3分の1解雇へ(ダーゲンス・インダストリ)

© Hiromi Blomberg 2023