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結局、選ばなくてよかったプレミア年金

2000年から、年金積立の2.5%をプレミア年金(PPM)として、自分で積立るフォンド(投資信託)を選択できるようになったスウェーデンの年金制度。が、大多数の人(400万人)は積極的にフォンドを選択しておらず、政府が選んだ比較的リスクの低いAP7 Såfaと呼ばれているデフォルトフォンドのままだ。

そして、20年近くが経過して......, 

今500あるプレミア年金のフォンドは平均で74%とまずまずの伸びとなっているものの、デフォルトフォンドはなんとその倍以上の182%の成長率。おまけにこのフォンドは取り扱い会社へ支払う手数料も低いということで、私たちにとってはすばらしいフォンドだったらしい。

そして、PPMは、デフォルト・フォンド以外のフォンドの手数料でがっつり儲けた投資信託運営会社たちにとってもよいものだった。2000年からPPMが支払った手数料の合計は180億クローネ(約2030億円)になる。

今、政府では500ある選択肢の中から、手数料が高く利率もよくないフォンドを減らし、全体で選択肢の数を200から300にすることを検討している。PPMの手数料で潤っていた会社は大変だろうが、無駄(失礼!)なお金は節約されるべきでしょう。選択肢を増やすためには、その選択肢のために働いてくれる人の給与となる手数料を払っていたということか?

そういえば、スウェーデンの400万人をカンナビス(マリファナ)株の所有者にしてくれていたあのフォンドはどうなったのだろう? きっと伸びも高かっただろうし、いい感じだったのに……

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「選ばなかった人は2倍の伸び率だった」