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子どもの長期コロナ感染症

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「長期コロナ感染症」や「子どもの新型コロナウイルス感染」についてはこれまでも耳にしてきたが、この度カロリンスカ研究所のヨナス・ルッドヴィグソン小児科医がまとめたのは「子どもの長期コロナ感染症」だ。

何ヶ月もの間、疲労感や喉の痛み、息切れなどの症状に苦しんでいる子ども達がいる。ルッドヴィグソンが今回研究の対象者としたのは9歳から15歳までの5人の子どもたちだが、みんな6ヶ月から8ヶ月の長期に渡り上記のような症状に苦しめられており、現在においても、完全に回復して通学を始めた子どもはいない。

ルッドヴィグソン医師はこの長期コロナ感染症と見られる子どもたちへの治療法を確立したいと研究を進めているが、感染症が進行している状態ではないため、抗ウイルス薬はその用をなさないと見ている。治療にはセラピスト、理学療法士や専門医など学際総合的なアプローチが必要だと考えている。

おそらくは長期コロナ感染症で、調子のいい日はあるものの、3月末以降現在まで自宅で療養を続けている13歳の娘を持つアレクサンドラさんは「ベッドでぐったりしている子どもを見るのは本当に辛い」とSVTのインタビューに答えている。

これまでは重症ではないのだから家で静養しているようにと言われるだけで真剣に対応してもらえてきていなかったと話す。ただ、目下、カロリンスカ大学病院アストリッド・リンドグレーン小児病院が長期にわたり症状がでている20名ほどの子どもたちを集めた病棟を作り問題解明を目指すプロジェクトを始める予定で、ここにこの先の光を見出している。

アレクサンドラさんは、また新型コロナウイルスの患者が中心となり運営されている、スウェーデンコロナ連盟(Svenska covidföreningen)の会員にもなり、長期療養中の子どもたちの教育やその他のニーズに関する要望をまとめて打ち出していく方向であるとも話す。

コロナは本当にわからないこともまだまだ多く、やっかいなやっかいな感染症ですね。

「子どもたちの長期コロナ感染症の疑い」専門家の見解

「希望と絶望の間をいったりきたりの毎日です」