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医療機関への負担増でも、10月からはニューノーマル

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まだまだまったく心と身体の準備ができていない感じだけど、10月から大体元の生活に戻ってもいい、と言われたのである。昨日、突然。

段階を追って進められてきたスウェーデンのコロナ関連規制の緩和。8月末か9月頭にはスポーツ観戦などのイベントの観客数制限がなくなる予定であったが、これが少し遅れたが、昨日の記者会見で9月29日から適応されることが伝えられた。

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可能な人はできるだけリモートワークしてね、という要請も同日から撤廃される。

街中にでてレストランやバーのテラス席で楽しんでいる人の多さをみると、もうコロナは終わったのかと錯覚に陥る、と思っていたけれど、毎日通勤して一日中建物の中で多くの人が一緒に働く状態となると、屋外で短時間一緒に過ごしているのとはわけが違う。

ただ、これからの感染対策は国民全体の行動を規制することではなく、ワクチンの未接種者をできるだけ減らしていくことで、というヘルグレン社会担当大臣の発言も耳にした。スウェーデンでは、今ワクチン接種対象者の7割が2度の接種を済まし、一度でもワクチンを受けた人の割合は8割程度、集中治療室を始めとする医療機関での治療を必要とする人の多くがワクチンの未接種者だ。

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公衆衛生庁のヨハン・カールソン長官は、コロナの規制を撤廃すると医療機関への負担は一時的に増えるだろうが、今のままの規制のある生活を送ることも難しく、また今の段階ではそれが妥当な対策かどうかあやしい、と言う。感染はワクチン未接種者の間で起こっており、この先ワクチン接種がさらに進むと2、3週間のうちにそれも落ち着いてくるものと考え、医療機関への一時的な負担増は対応可能な範囲内とみている、と説明している。

近隣諸国を見るとデンマークはこの金曜日にはコロナ規制を全廃、12才以上にワクチン接種を進めているフィンランドは、10月半ばには目標の接種率を達成する見込みで、同時期のコロナ規制廃止を目指している。

さて、毎朝だいたい決まった時間に家をでて夕方家に戻る生活に戻るまで、まだあと3週間ある。それまで徐々に社会復帰(?)のトレーニングしなきゃ、だな。

観客数制限が9月29日から撤廃へ(SVT)

公衆衛生庁長官「医療機関への負担は高まる」(SVT)

近隣諸国は規制撤廃を歓迎、一方で閉鎖を続ける国も(SVT)

© Hiromi Blomberg 2021