新型コロナウイルスへの対処が他国とはかなり異なるスウェーデンを、世界や近隣諸国のメディアがどう報道しているのかを、SVTがまとめていたので紹介します。
このブログはスウェーデンでは「ほんまかいな?」と耳を疑うことが時々起こるので、それを伝えたいと思って始めたものだけど、これを読む限り、今世界のメディアは「ほんまかいな?」は通り越えて「アホちゃうか?」段階まで突入してそうである。特に近隣諸国は怒っていそう……
(下記のまとめはSVTの記者が書いたものをそのまま抄訳したもので、また私はニューヨーク・タイムズ以外の元記事は読んでいませんので、あしからず)
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昨日アップされたスウェーデンの対応方法をまとめた記事。スウェーデンの方針の中身となぜそんなやり方をしているのかの背景を解説。事実に即して大きな関心を寄せて書かれているが、同時になぜこんなことをしているのかわからない、といった論調。
フランス ル・モンド
他国に比べると措置が十分でないと分析。
デンマークに比べると対策が常に1週間は遅れていると指摘。スウェーデン政府は事態の深刻さを理解しているのかと疑問視している。
スウェーデンの方針を強く批判しているノルウェーの感染症の医師の意見を掲載。ノルウェーの医師たちの意見はこちらのスウェーデン語の記事でも読めます(アフトンブラーデット)
スウェーデンの方針はゆるすぎて、この先どれくらいこのやり方がもつものなのかを疑問視。
「スウェーデンがやっているのはとても危険な賭け、ロシアンルーレットのようなもの」とのタイトルの記事を紹介。ただしこの意見はルンド大学の数学者が自身のYoutubeで話しているものを引用したもの。
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こんなに周囲からヤイヤイ言われても(いや、ヤイヤイいっている人はもちろんスウェーデン内にもたくさんいるが)、私は自分が心配していないことに驚く。ルンドの犯罪小説作家のヨアキム・サンデルのツイッターを読んで、そうだな私もどちらかといえばこう思っていると「いいね」で賛同した。
Att myndigheter kräver ansvarstagande av medborgare istället för att använda hela vidden av statens auktoritet säger något ganska fint om Sverige och om oss som bor här, det kan vi också tänka på.
— Joakim Zander (@JoakimZander) March 27, 2020
スウェーデン化が進みすぎたのか「アホちゃうか」と言われても私も気にならくなってきたようだ。
ただし、今日は、かなり早い段階から政府と公衆衛生庁を批判してきたダーゲンス・ニュヘテルのペーテル・ヴォロダルスキの本日の論説には頷いた。ストックホルムで混んだバスにみんなが詰め込まれているのなら、その状況は是正されなくてはいけない。おそらく今日の夜にはまた新しい勧告や要請などの動きがあるだろう。
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