コロナは収束していないのに、なぜか景気は早くも回復基調。
そして回復基調にも関わらず、スウェーデンの中央銀行はこの先も2024年の第2四半期頃まで、現在のゼロ金利政策を続ける見込みであることプレスリリースで明らかにした。
スウェーデンで5年間続いたマイナス金利からなんとかゼロ金利に戻ったのが、ちょうどコロナ前の去年の1月。
その後、昨年春には急激に落ち込んだ世界経済も各国が繰り出した大規模な財政・金融政策により回復基調にある。
スウェーデン中央銀行は「景気の見通しは少し明るくなったが、パンデミックの終息はいまだ見えず、2%のインフレ目標が達成される見込みもないことからゼロ金利の金融政策はこの先も必要だ」と説明する。スウェーデン全体では、今後2年間のGDPは3.6〜3.7%の成長率と予想されているが、労働市場の産業間格差が大きいことも同時に指摘されている。
散々な評価を受けたマイナス金利には戻らないようだが、ゼロっていうのも?
もう金利はこれから恒常的にゼロなのだろうか?