今週末あたりから、一挙に夏休み度数が上がってきたスウェーデン。
今日は、スウェーデン各地でも気温は34度まであがるそう。まだまだ気持ちのよい暑さだし、去年に比べると水不足の深刻さもありませんが、今年もやはり気候変動問題に思いを馳せることなしに夏は過ごせそうにもありません。
そんなスウェーデンのソーシャルメディアでは、#svemesterがトレンド中。休暇を意味するsemesterとスウェーデンsverigeを掛け合わあせた造語で、夏もスウェーデン国内で休暇をすごそうというもの。
「飛び恥」の影響で、ヨーロッパ各地への電車の旅が人気となっている今年の夏季休暇。同様にスウェーデン各地からスムーズに電車で行くことのできるスウェーデン北部のフェレン(Fjällen)と呼ばれる広大な風景が広がる地方へのハイキング旅行が人気です。
フェッレンは山岳地方といえば山岳地方なのですが、日本で山岳ときけば思い浮かべる景色とはかなり違っています。冬はオーロラ観測で人気のアビスコから始まる「王様の散歩道」などのハイキングコースをすこし歩けば、人間の造ったものがまったくない雄大な景色がどこまでも開けている。
この気持ちよさは、一度行けば病みつきに。
ストックホルムからアビスコまではや夜行電車が出ているのでアクセスのよさもお墨付きです。周辺には他にも魅力的なハイキングコースがたくさんあるので、ぜひ今年の夏はフェッレンへ。でも今年はちょっと混みすぎちゃったりもするのでしょうか。