swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

起床の8.5時間前には就寝を!

夏の間はあんなに日が長く明るすぎて眠る時は遮光カーテンだったのに、あっという間に起床時間になっても外はまだ暗いという状況になってきた。外が真っ暗な中、お日様に頼らず自分の意思だけで起きて、暗闇の中仕事に向かう。そんなスウェーデンの秋と冬の…

690 億円の雇用創出法

雇用促進対策の一環として、雇用主が従業員一人あたりに払ういわゆる給与比例税(Arbetsgivareavgift)が大胆に改革されることが決まった。 現在仕事を見つけるが難しくなっている「若者層、新しくきた移民、長期失業者」の3つのカテゴリーにあてはまる人達…

ジャンクフードをストライキで拒否する高校生

学校側がファーストフードで解決しようとした給食問題で、高校生がジャンクフードを食べることを拒否。学校給食をめぐる状況が変わりつつある。 スウェーデン西部のウッデバラにあるるトレーン・イノベーション高校では学校の移転に伴いそれまで学校が提供し…

街中のおしゃれセカンドハンド・ショップとお店の未来 swelog weekend

みなさーん、noteっていうサービス・アプリはお使いでしょうか? 最近いろんな雑多な長めの文章をnoteに書いていて、今日のweekendもそちらで書いた記事を紹介させてください。 昨日、公開した少し長めのビジネスよりの記事です。 note.mu あ、先週はこんな…

現金を一掃したSwishは運営面の不安定さを残したまま成長する

固有の携帯電話番号に結び付けられた銀行口座への振込をスマートフォンを介して瞬時に決済できるシステムとアプリであるSwish。 2012年に、主に個人の銀行口座間決済をスマートフォンで簡単かつ安全に行うことを目的にスウェーデンの主要銀行が共同で開発し…

「マッチョでもなくてエコな狩猟生活」

スウェーデンでは動物愛護への関心が高いとなんとなく思っていた私は、「この国では狩猟がとても盛ん」と最初に聞いた時は少し混乱した。 少し考えれば、動物愛護に熱心な人もいるし狩猟が好きな人もいるだけ、という当たり前のことなのだが、都市で育った普…

本屋の責任、読者の責任。スウェーデンの場合

「予防注射は必要ない」と書かれた子供向けの本がスウェーデンの大手書店の品揃えから消えた。3月には「自閉症は治療できる」と謳った本の販売も書店の判断で中止された。表現の自由が保障されているこの国で、これは本屋による言論統制ではないのか? と思…

スウェーデンで変わるSNSの使われ方

最新の「スウェーデン人とインターネット」レポート(2018年調査)によると、スウェーデン人のFacebookの使い方に変化がでてきている。 Facebookの利用率は若者の間では減っているが高齢者層ではまだ増え続けている。しかしアプリやサービスは使っているもの…

気分のすぐれない若い女性たち

スウェーデンの若者・市民社会管轄庁が2018年に実施したアンケート調査によると、16歳から29歳の約半数が、ストレスや疲労、頭痛、腹痛、不眠といった精神疾患の症状に週に数回もしくは毎日悩まされていることがわかった。 2007年には34%だったこの数値は上…

森を走ろう!

日本ではよく知られている「森林浴」効果。スウェーデンでも「Shinrin yoku」への関心は高く、スウェーデン語の本も出版されている。 この度ウプサラ大学の環境心理学のテリー・ハーティグ教授と他の共同研究者のもとまとめられた2万人を対象にした英国の研…

スウェーデン発ドキュメンタリー『PUSH』で学ぶ住宅問題と国連特別報告者の仕事 swelog weekend

バナナ産業の暗部に迫った『バナナの逆襲』や、車社会の問題点をあぶり出した『Bikes vs Cars 車社会から自転車社会へ』がこれまでに日本でも上映されているスウェーデンのドキュメンタリー監督、フレドリック・ゲルテン。 スラタン・イブラヒモビッチのドキ…

行政ではたらく馬

ストックホルム郊外のソーレントゥーナ・コミューンでは、馬のCaruzoとKarlssonが職員として働いている。 2頭は、はらたく馬として公園の清掃作業などで活躍する。これまで使用していた重機とは異なり、馬は緑地や森を傷つけることもなく、化石燃料も使用せ…

電動自転車補助金で何が変わったのか?

スウェーデンでは去年の9月まで電動自転車を買うと政府の補助金がでた。補助金は電動自転車の価格の25%、最高で1万クローナまで(約11万5000円)だった。2017年9月から2018年の9月までの期間中に8万9396人が申請して、合計3億6800万クローナ(約41億5千万円…

『ミレニアム』権利争奪戦!

先週発売開始された『ミレニアム』シリーズの6作目の『Hon som måste dö (”死ぬべき女”の意味)』。本作はまた4作目からの著者ダヴィド・ラーゲルクランツによる『ミレニアム』としては最終作となることが決まっている。人気のシリーズの続編を書くという大…

© Hiromi Blomberg 2023