swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

氷河の3分の1が溶ける時

スウェーデンで一番高い山ケブネカイセ山頂の氷河が溶け、標高の順位が変わってしまったというニュースを小耳にはさんだ人もいるかもしれない。 forbesjapan.com この100年間でスウェーデンの国土の氷河の3分の1は溶けてしまった、とストックホルム大学の…

こんなに暑くなったスウェーデンの夏

2015年7月の新聞より。この頃は30度に本当にびっくりしたのか写真をとってあった グレタ・トゥーンベリさんが出演したアメリカのテレビのトークショーでの発言が話題になっています。 The Daily Showにグレタさんが出演。これには多くの米国人が核心を突かれ…

意味のない署名

先週の木曜日に地域の公共交通局からメールが来た。9月14日からアプリ上でクレジットカードと連携した切符の購入がスムーズにいかないかもしれないでの、できるだけ前もってチケットを購入することをすすめると書いてある。 メールの背景は、この度EUで導入…

AIで中国に勝つためにスウェーデンの保育所は何をするのか? swelog weekend

保育所でのデジタルツールの使用を義務化 7月1日から施行された新学習指導要綱でスウェーデンの保育所でのデジタルツールの使用が義務化されたことで、幼い子供たちにタブレット端末を使わせることの是非を問う議論が再燃している。 スウェーデンでは保育所…

変わる電動キックボードをめぐる状況

スウェーデンで電動キックボードが出現したのはたった1年ほど前の2018年8月。 今、ストックホルムではスウェーデンのスタートアップであるVio、ドイツから来たLimeの他にも7社が参入してすごい状況になっている。 導入当初は一般の消費者向けの電動キック…

テレビにおける文学の居場所

スウェーデンの公共放送SVTの平日朝のニュース番組「モーロンステュディオン(Morgonstrudion)」はニュース、時の話題にまつわる多彩なゲストをスタジオに呼んでのインタビューなど盛りだくさんの内容で毎日朝6時から9時過ぎまで放送している。 毎週月曜…

スマホ中毒を自己批判する子どもたち。大人はどうする?

スウェーデンの国家メディア審議会は青少年のメディア接触状況に関する調査を2年毎に行っている。 昨日発表された最新の調査結果では、子どもたちはスマホを使いすぎている状況に自ら批判的であることがわかった。毎日スマホのアプリで費やしている時間をお…

起床の8.5時間前には就寝を!

夏の間はあんなに日が長く明るすぎて眠る時は遮光カーテンだったのに、あっという間に起床時間になっても外はまだ暗いという状況になってきた。外が真っ暗な中、お日様に頼らず自分の意思だけで起きて、暗闇の中仕事に向かう。そんなスウェーデンの秋と冬の…

690 億円の雇用創出法

雇用促進対策の一環として、雇用主が従業員一人あたりに払ういわゆる給与比例税(Arbetsgivareavgift)が大胆に改革されることが決まった。 現在仕事を見つけるが難しくなっている「若者層、新しくきた移民、長期失業者」の3つのカテゴリーにあてはまる人達…

ジャンクフードをストライキで拒否する高校生

学校側がファーストフードで解決しようとした給食問題で、高校生がジャンクフードを食べることを拒否。学校給食をめぐる状況が変わりつつある。 スウェーデン西部のウッデバラにあるるトレーン・イノベーション高校では学校の移転に伴いそれまで学校が提供し…

街中のおしゃれセカンドハンド・ショップとお店の未来 swelog weekend

みなさーん、noteっていうサービス・アプリはお使いでしょうか? 最近いろんな雑多な長めの文章をnoteに書いていて、今日のweekendもそちらで書いた記事を紹介させてください。 昨日、公開した少し長めのビジネスよりの記事です。 note.mu あ、先週はこんな…

現金を一掃したSwishは運営面の不安定さを残したまま成長する

固有の携帯電話番号に結び付けられた銀行口座への振込をスマートフォンを介して瞬時に決済できるシステムとアプリであるSwish。 2012年に、主に個人の銀行口座間決済をスマートフォンで簡単かつ安全に行うことを目的にスウェーデンの主要銀行が共同で開発し…

「マッチョでもなくてエコな狩猟生活」

スウェーデンでは動物愛護への関心が高いとなんとなく思っていた私は、「この国では狩猟がとても盛ん」と最初に聞いた時は少し混乱した。 少し考えれば、動物愛護に熱心な人もいるし狩猟が好きな人もいるだけ、という当たり前のことなのだが、都市で育った普…

本屋の責任、読者の責任。スウェーデンの場合

「予防注射は必要ない」と書かれた子供向けの本がスウェーデンの大手書店の品揃えから消えた。3月には「自閉症は治療できる」と謳った本の販売も書店の判断で中止された。表現の自由が保障されているこの国で、これは本屋による言論統制ではないのか? と思…

© Hiromi Blomberg 2023