swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

クリスマスには本をくれ!

スウェーデンの若者たちが今年のクリスマスプレゼントに一番欲しいものは「本」! ちょっとびっくりして久しぶりに「ほんまかいな!」と声にだしてしまったが、これはどうやら本当だ。 スウェーデンの価格比較サイトPricerunnerが調査会社のKantar SIFOと実…

スウェーデンでお米を食べるということ

スウェーデンのベクショー市では、学校の給食でお米を出すのをやめた。その理由は環境と健康問題にある。 米の栽培は大量の水を必要として気候危機問題に配慮した持続可能性のあるものとは言えず、また米はスウェーデンでは栽培することができず遠方から輸入…

ジンジャークッキーとパーム油

お菓子や洗剤の材料として使われ、世界でも一番使われている植物性油であるパーム油。そのパームヤシの植林のためにマレーシアやインドネシアの熱帯雨林が破壊され、そこに住んでいたオランウータンなどの動物が危機に面していることを小耳に挟んだ人もいる…

図書館から始まる国籍差別?と国籍取得可能性テスト

先日取り上げたスウェーデン民主党が世論調査で第一の勢力を持つ政党に踊りでたニュース。そのうちにこんなこと言ってくるだろうなー、と思っていた通りの流れがニュースになっていたのでご紹介します。 swelog.miraioffice.com 国会への議案としてスウェー…

1人でスマホ見てないで、みんなでクリスマスクッキーハウスを作ろう!

今、ストックホルムにある国立の建築デザインセンターArkDesでは、全国から集まった202のクッキーハウスが展示されている。今年のテーマは「ホット(英語のhot、スウェーデン語のhet)」ということで「熱い」クッキーハウスが並ぶ。 パリのノートルダム寺院の…

幸福の国はうつ病患者だらけ

時々みかける国民の幸福度調査では、隣国のデンマークやフィンランドと並び、世界でも上位を占めることの多いスウェーデン。しかし精神の不調を訴えて病欠をとっている人もとても多いし、精神科にかかっている人も多い。 そして、現在人口が1000万人くらいの…

そろそろ日本人やめてスウェーデン人になる?

スウェーデンを代表する新聞のダーゲンス・ニュヘテルと調査機関のIpsosは、毎月国民の支持政党に関する世論調査を行っている。 そして今日発表された最新の11月の調査結果で、中道左派の社会民主党と並ぶ25%の支持で同率一位の座に極右政党であるスウェー…

国営酒屋はなぜ「超低価格ビール」を売り始めるのか?

スウェーデンの国営酒類販売公社であるシステムボラーゲット(Systembolaget。略して”システーメット”。システーメット、なにそれ? という人はこのあたりのブログ記事はいかがでしょうか) simple-rich.com 国単位で酒を買い付けてるだけあってワインなどは…

フィンランドの郵便、応援ストライキ

フィンランドの郵便事業がストをしているニュースはツイッターでちらっと読んだけれど、その後も交渉が膠着してストライキが拡大していることはついさっきスウェーデンのニュースで読むまで知らなかった。 こちらのニュースによると、現在1万人が働く国営の…

アーティストの死後アルバムとネットで見つけるキャリア

今日は、ちょっと日曜日らしく自分の好きな音楽の話題を。 スウェーデンに引っ越してきてよかったことのひとつに、日本には来日しないような渋め系のミュージシャンのコンサートへ行く機会を得たことがある。 私の好きなヴァン・モリソンはコペンハーゲンと…

個人情報と社会の透明性の微妙な関係

「個人情報に関わることなので、政府主催の花見の会への招待客情報は削除した」そんなあきれた政府の物言いが、透明性を重んじてきたスウェーデンでも近い将来現実のものになる? まさかそんなことはないとは思うが、スウェーデンでも昨年EUで導入されたGDPR…

キャッシュレス時代のマネーロンダリング

お金の流れがデジタルになると、すべてのトランザクションには足跡がついてしまうが、悪いことに知恵のまわる人も後を絶たず、今若者を巻き込んだ送金アプリを使ったマネーロンダリングが急増している。 スウェーデンで圧倒的に支持されていて、2019年8月時…

王室と児童ポルノとAIと

ここちよくのんびりとした北欧の暮らしに浸っていると、この世の悪はどこにいった? という錯覚に陥りそうになるが、スウェーデンももちろんその闇は深い。 人身売買に強制売春、そして児童ポルノ。そんなひどい状況は表面には見えてこないけれど、スウェー…

デジタル・ミニマリストなクリスマスプレゼント

この時期に発表される「今年のクリスマスプレゼント」。時代の空気を映し出すトレンドが選ばれ、スウェーデン各地、各職場のフィーカ(お茶の時間)で話題になる。 そして今年を象徴するクリスマスプレゼントとして選ばれたのが「スマホ隔離ボックス」。今年…

© Hiromi Blomberg 2023