swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

国からの過疎地域への住宅解体費用支援

スウェーデンの最北の地では大規模バッテリー工場の新設などによるグリーンエネルギー産業の活況で、新規住宅の建設がすごい勢いで進んでいるが、一方、別の地方では1950年代以降に移民局によって建てられて、今は使われていない亡命希望者収容用のアパート…

アーティストとNFTと気候危機

先日、日本に帰った時に、サービスプラットフォームを提供するスタートアップでブイブイ働いている甥っ子1・兄に、デジタルアート業界で働き始めた甥っ子2・弟が「デジタル鑑定書が売り買いできるようになったから、もうこっちのもんやで」と話しているの…

ストリートファッション企業が不動産会社になる不思議

株式市場に上場していたが事業が後退気味のファッション企業の事業内容が、いつのまにか不動産業になっている。そんなちょっと狐につままれたような現象がストックホルムの株式市場で目立っている。 ここで話題となっているファッションブランドはOdd Molly…

飛び恥の次は「データ恥」?

この週末、コペンバーゲンからスペインのマヨルカ島へ7ヶ月ぶりに189名のツアー客を乗せた飛行機が飛んだ、という小さな記事を読んだ。気軽に飛行機で旅行にでかけてしまう習慣は、コロナが落ち着くと結構簡単に元にもどってしまうものなのかもしれない。 そ…

weekend nr7. 「Colive」はスウェーデンの若者の住み方と賃貸市場を変えるか?

今週はスウェーデンの賃貸住宅に関してです。ぜひご一読ください nr7. 「Colive」はスウェーデンの若者の住み方と賃貸市場を変えるか? 今週のswelog weekendでは、スウェーデンの賃貸住宅市場の新風を紹介していますスウェーデンに引越してまずびっくりする…

コロナ検査の不備でスウェーデンに入国できない人はどうなるか?

スウェーデンが要求する入国に必要なPCR検査の要件などを満たさないままアーランダ空港に到着してしまった人は、やってきた国に追い返される。もと来た国に戻る便に乗れるまでは空港のトランジットホールで待機することになる。 ストックホルムのアーランダ…

どこまでも続くコロナ記者会見

先週末まで約5週間ほど日本にいた際には、スウェーデンのニュースはサイトで読むかそこにあげられている短いニュースクリップを見る程度。ましてや以前はちょくちょく見ていたコロナ関係省庁が共同で行っている定例記者会見などはまったく見ていなかった。 …

スウェーデン行政の医療情報サイトから消えていた「男性」「女性」表記

スウェーデンで各地方自治体が共同で運営している大規模医療情報サイトや、その他の行政機関の運営するサイトや提供される資料でもできるだけ「男性」「女性」という言葉を使わないという流れが目立ってきた。 先日のテレビのニュース番組で、この流れに反対…

株で大儲けできるとささやく消費者金融と若者の問題をもう一度

これまでにも何度かこの問題を取り上げたことがある、若者がお手軽ローンで借金をして株式市場で一攫千金を目指す問題をもう一度。 お手軽だがその後トラブル化する人も多いのが、日本ではカードローン。スウェーデンではSMSローン(ショートメッセージロー…

燃えるエスキルストゥーナ。沈みゆくマルメ。

スウェーデンの中堅都市エスキルストゥーナで起きている車が燃やされる大量の放火事件。警察は日曜日の夜起こった一連の放火事件を、警察がギャング団の中心人物を逮捕したことへの報復行為ではないかと見ている。 逮捕されたのは35歳くらいの男性で、数週間…

性同一性障害を持つ子どもへのホルモン治療をめぐる論争

ストックホルムのカロリンスカ大学病院は、性同一性障害を持つ子どもへのホルモン治療を中止することを決定した。治療法はまだ不確実で、患者へのリスクを伴う可能性があるとの判断からされたこの決定への、反論の声も高くなっている。 ストックホルムのKID…

weekend nr6. 競泳選手と生理の赤い血。タブーをやぶるスウェーデンの水泳クラブ

nr6. 競泳選手と生理の赤い血。タブーをやぶるスウェーデンの水泳クラブ swelogニュースレターnr6. 本日も配信しました今回は昨夜遅くにコペンハーゲンの空港で受けたコロナの検査のことと、水泳選手と月経の話を書いていますもちろん今週のswelogの記事まと…

LGBTQの最初のデモから50年

50年前のスウェーデンでは同性愛は病気だとされており、LGBTQであるとカミングアウトする人はほとんどいなかった。公共放送のSVTでは、医師が同性愛者を「改心させる(!)」ために電気ショックを与える手法が紹介され、番組のレポーターは電気ショック療法…

インフルエンサー、ユーチューバーと失業保険

失業してジャーナリスト失業保険組合から失業手当がもらえることがわかったオットー・エケヴィさんは、それを機会にYoutubeチャンネルを開設して、パルメ殺人事件に関する番組の投稿を始めた。 これまでの8ヶ月間を通して、送金アプリのSwishからの寄付やYo…

© Hiromi Blomberg 2023