swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

いつもの夏、いつも以上の夏

SVTの取材によると、ストッホルム、ヨーテボリ、マルメを始めとするスウェーデンの5大地域の医療機関では、集中治療室の医師などすべての希望するスタッフにいつも通りの4週間の夏休みが与えられた。取材した医療機関の中には、休みの長さを3週間にする代…

世界一心のこもった拒絶と写真スパイ

「写真スパイ」 と聞き慣れない言葉で、オリンピック開催中の東京での取材生活を語っていたのは、スウェーデン大手新聞ダーゲンス・ニュヘテルのヨハン・エスク記者。 「写真スパイ」とは、オリンピックのために外国からやってきたジャーナリストや関係者が…

5%の漸進 swelog weekend

今週のswelog weekendは、 5%の漸進 変化の起こり方の速度について書いています。 閉塞感ただよう毎日がガラッと変わってほしいとは思っても、急激な変化には反動的なリアクションも起こりがち。 そして5%しか変えないのではなく、5%は変えるという決…

拡大生産者責任で衣類価格も上昇へ

拡大生産者責任とは、生産者が生産するだけではなく、その製品の廃棄・リサイクル段階まで責任を負うという考え方である。 生産者が製品の生産・使用段階だけでなく、廃棄・リサイクル段階まで責任を負うという考え方。具体的には、生産者が使用済み製品を回…

アイスクリーム回収騒ぎとE番号

7月の半ばからSia社やHamglass社のアイスクリーム、またSkånemejerietのクリームチーズやOrkla社のマーマレードなどが、使用が認可されていない物質を含んでいるとして市場からの回収を呼びかけている。 これらの食品には、EUでは使用が認可されておらず、発…

スウェーデンの左党躍進で、日本共産党を考える

7月下旬に行われた支持政党の世論調査で、スウェーデンの左党が記録的な13.3%へと大躍進を遂げた。夏至祭前後の首相不信任案とそれに続く首相の辞任、そして同じロベーン首相の再任命となった一連の動きは、左党が新築アパートの家賃の自由化に、強いNOを突…

代えのきかないピルの在庫と優先順位

ドイツのバイエル社が製造しているQlairaというピルが、スウェーデン全国で在庫切れ中で、11月まで入荷しない見込みとなっている。Qlairaは避妊用ピルとして使用されるだけでなく子宮内膜症を患っている人にも処方されているが、これと同じ成分で作られてい…

災害直後の72時間はご自分で

世界各地から自然災害のニュースが絶えず、スウェーデンのニュースでも各家庭でできる「非常袋」の準備の仕方を、赤十字のエキスパートが教えていた。 非常袋の考え方は日本人の私には馴染みが深く、特に注意も払わずに聞いていたら「スウェーデンでは災害が…

見つからない文通相手

文通相手を探しているけど、なかなか見つからないローニャの話が地方のニュースで取り上げられてた(夏によくあるきゅうりや黄色い車と同じ方向のニュースか?)。封筒の自作してみたり、同封する予定の絵を書いたりと、文通する気まんまんの彼女はみたとこ…

ニュースとジェンダー swelog weekend

今日配信のnr16は ニュースとジェンダー について。 ニュースメディアの中のジェンダー平等、グローバル・メディア・モニタリング・プロジェクトのスウェーデンでのモニター調査結果について書いています。その他にも 夏の雑誌 五輪と気候でモヤモヤ グース…

オリンピック放映権と公共放送

ほんの一週間ほど前までスウェーデンでは、公共放送のSVTがオリンピックの中継をしないだけではなく、ニュースで動画クリップを使うことができるかどうかも決まっていなかった。SVTは既に2014年からオリンピックの放映権は獲得していない。 スウェーデンで今…

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swelogのブログを書き始めてもうすぐ3年。 お世話になっている”はてなブログ”のすばらしい機能を、改めて実装しました。「読者になる」からこのブログの読者になっていただくと、 新しい記事が書かれた時にメールでお知らせが届きます。swelogは毎日更新し…

ロックストロームの「ショックだ」発言に、ショックを受ける

日本の熱海に始まり、ドイツ、ベルギーそして北米や中国などから、次々に送られてくる大雨洪水や森林火災のニュース。 世界各地からの自然災害のニュースを目にすることが日常化してしまっているが、そのニュースに対して信頼する環境科学者が「ショックを受…

スウェーデンにアマゾンは根づくか?

スウェーデン語サイトを立ち上げて8ヶ月が経ったアマゾン。 5月の月間サイト訪問客は1400万人だったが、それでもスウェーデンに根付いたとは言えそうにない。サイトにはまだまだ自動翻訳によるあやしいスウェーデン語が溢れており、価格設定も変だ。商品の発…

© Hiromi Blomberg 2023