swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

女性の職業選択と「女性初」問題 swelog weekend 62

今週はミュージアムの展示で知った「カメラマン」という職種に関するちょっとした驚きと、スウェーデン人「女性初」のソロコンサートをヨーテボリのアレーナで行ったアーティスト、Laleh(ラレー)に関して書いています! swelog.theletter.jp 先週訪れたミ…

新聞社業界団体が公共テレビをEUに訴えると脅す

スウェーデンの新聞社の業界団体が公共放送SVTを欧州委員会に訴えると脅している。 私が今まさに、この記事を書くために参照しているSVTニュースのサイトの各記事のテキストが長すぎて、競合する新聞社が打撃を受けており、これが改善されないのなら欧州委員…

エーランド島で数千の新種の昆虫が見つかる

スウェーデンではこれまでに確認されていなかった2300種以上の新種の昆虫が見つかった。これらの中にはまだ名前もなく、説明もされていないものもある。 2003年から大規模な昆虫採集の研究を行っていたのはエーランド島にあるステーション・リンネ(Station …

「SASは”まだ”倒産しない」。でも、倒産のリスクより高いリスクは?

スウェーデン政府が火曜日にSASにもうこれ以上資金を投入しないと発表したことで、SASの未来にはこれまで以上の暗雲が立ち込めている。SVTの経済解説員は「SASは当分は倒産しないが、将来の見通しは不透明である」という。 swelog.miraioffice.com スウェー…

スウェーデン国会は何をやっているのだろう?

右派ポピュリズム政党のスウェーデン民主党が提出し、最大野党の中道右派穏健党などがその尻馬に乗って支持した法務大臣への不信任案は、昨日の国会で結局過半数を獲得せず決議されなかった。 残ったのは、この決議案投票で鍵を握ったのが「野放し議員」のア…

過去最高のスウェーデン国籍取得者数を単純には喜べない

昨夜ストックホルムのスカンセンで行われたナショナルデーのお祝いで、国王が「夏至祭おめでとう!」とスピーチを締めくくったことが話題だ。 王室の広報担当者によると「国王はその日は皆様にナショナルデーをお祝いしていたが、もう夏至祭も間近なことから…

「ニレの木の戦い」と2022年の市民的不服従とエコサイド

昨日配信したニュースレターで取り上げた「ストックホルム+50」関連の論評で、50年前の市民的不服従と今日の市民的不服従を比較して取り上げているものがあったので紹介したい。書いているのはダーゲンス・ニュヘテルの文化編集局長ビョーン・ヴィーマンだ。…

ストックホルム+50 swelog weekend 61

今週は6月2-3日に開催された国際環境会議「ストックホルム+50」に関して書いてます。 swelog.theletter.jp 「あまりにも準備不足で、明確な目標もない」。開催前から批判的な声ばかりが聞こえてきた国際環境会議「ストックホルム+50」。各国の首脳級閣僚も集…

小型原子炉では放射性廃棄物が大幅に増える可能性

スウェーデンでも電力会社が次世代の技術だとして注目している小型原子炉SMR。 swelog.miraioffice.com 安全性に優れ、工期が短かく、費用対効果に優れているということで多くの国で開発が進んでいるが、SMRでは従来の大型原子炉と比べて2倍から30倍もの廃棄…

ホワイトノイズのポッドキャストで月240万円稼ぐ

ポッドキャストは相変わらず人気だが、人々はお話系ポッドキャストに疲れてきたのか、雨や風や森の音、もしくは虫の声のようにも聞こえるホワイトノイズを延々と流し続けるジャンルのポッドキャストを聴く人が増えている。 (ホワイトノイズについてはこちら…

#swedengate ケチなスウェーデン人の真実

#swedengateというハッシュタグとスウェーデンの夕食に関する奇妙な習慣が世界中のSNSを騒がせている。 今回のことの始まりはアメリカの質問サイトAsk Redditで「誰かの家で、その家の文化的、宗教的な習慣のためにこれまでに遭遇した最も奇妙な体験はなんで…

深煎りの大量生産のコーヒーを飲んでいるあなたへ|スウェーデン発 みんなと地球の“ラーゴム”なくらしvol.9

本日公開されたエルの連載記事、今月はストックホルムのドロップコーヒーについて♡を込めて書きました。 6月5日の世界環境デー、今年はスウェーデンが主催国に。SDGsを牽引するスウェーデンの人気カフェ「ドロップコーヒー」で、おいしいコーヒーの真実とサ…

誰がSASに投資するのか?

「SASが16億クローナ(約212億円)の赤字で、倒産の可能性を警告」という見出しの記事がでていた。インタビューに応じていたのはSASの現CEOで、4月までの第2四半期の損失が16億円となったことを受け、生き延びるためにには新たな資金が必要で、SASの強みを…

ルーベン・オストルンドと2度めのカンヌ・パルムドール

カンヌ国際映画祭で2度めのパルムドールを受賞したけれど、映画評論家からその価値に値しないなどの声が上がっているルーベン・オストルンドは、その批判をどう受け止めているのか、いくつかのスウェーデンのメディアが取材していた。 現在生後8ヶ月の息子…

© Hiromi Blomberg 2023