swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

103歳のスカイダイビング

昨日の午後、スウェーデンのルート・ラーションさんがパラシュートを使ったスカイダイビングの世界最高齢記録を更新した。ルートさんは103歳。 ルートさんは90歳になった頃に空を飛ぶことについてもっと知りたいと、気球やパラグダーなどに挑戦することを始…

マルメのアウシュビッツ展 swelog weekend 60

今週のニュースレターは行ってきたアウシュビッツ展のことを書いています。 今週からマルメで始まった『アウシュビッツ ー 遠くない昔、遠くない場所』展で、このためにマルメに運び込まれた700点を超える展示物を見てきた。恐れるでもなく、怖がるでもなく…

MAXバーガーで電気自動車を急速充電

気候問題から人権問題まで、様々な問題に取り組み続けるスウェーデンのハンバーガーチェーン、MAXバーガーが目下力をいれているのは店舗併設の駐車場に電気自動車の充電ステーションを拡充させることだ。 現在全国の34店舗で充電ステーションが併設されてい…

増えるコーヒー泥棒

最近コーヒーはDrop Coffeeから買っていてスーパーでコーヒーの棚を覗くこともなかったので気がついてなかったけど、中央統計局の最新の調査によるとコーヒーの価格は30%近く値上がりしているそうで、それにつれてか、スーパーでのコーヒーの万引が増えてい…

食品排水のアップサイクルで、タンパク質豊富な海藻を

これまでスウェーデンでは注目されてこなかった海藻だが、その可能性に注目が集まり、未来の食べ物として研究が進んでいる。 海藻は、すでに混み合っている陸上の農地を必要とせず、また育てるための肥料もいらず、海水から栄養分を吸収して太陽光があれば育…

労働組合をないがしろにしたクラーナの大量人員削減計画

最近は戦争のニュースで、あまりのことに声もでないという経験を何度かしたが、今朝は見出しで「え、ひどい!」と声を上げてしまったのが、このニュース。 スウェーデンのフィンテック超大手になった後払い決済サービスのクラーナの業績が悪化し、10%の社員…

語り始めた性的暴行を受けた男性たち

ルンド大学で男性への性暴力を研究しているハーンス・クヌッタゴードは「男性へのレイプは女性がレイプされるのと同じような場所で、あらゆるところで起こっている」と言う。 昨年スウェーデンで報告されたレイプの件数は9360件。このうち8686年が女性や少女…

意見の不一致で一致したトルコとスウェーデン

ルンド中が「学生による学生のための世界最大の祭典」ルンド・カーニバルで、お祭り騒ぎになっていたこの週末、トルコのエルドアン大統領とスウェーデンのアンデション首相は電話会議を行い、互いの意見が異なっていることで合意した。 スウェーデンのNATO加…

スウェーデンの洋上風力発電パークにゴーサイン swelog weekend 59

本日購読者の皆さまのお手元に届いたのは、超大型洋上風力発電パーク計画に関する記事です。デンマークとドイツとスウェーデンの中間にある浅瀬に、すでにドイツとデンマークは大型発電パークを建設して稼働させていましたが、この度やっとスウェーデンも建…

人参一束17万円詐欺

ストックホルムの中心にあるHötorget(私の感覚ではホートリエットだが、在日スウェーデン大使館公認 観光情報サイトでは”ヒュートリエット”と表記されている)。 letsgo-sweden.com 広場には毎年ノーベル賞の授賞式が行われるストックホルムのコンサートホ…

専門的なニュースメディアにお金を払う傾向が高まる

スウェーデンのメディア接触習慣に関する統計「メディアバロメーター」の2021年の調査結果によると、スウェーデンでのニュースの消費量は増え、特に専門的なニュースメディアへの接触量が増えている。 フェイスブックなどのSNS経由でニュースを入手していた…

映画の著作権とロイヤリティは誰のもの?

アカデミー賞にノミネートされるほどの素晴らしい仕事をして、その後その映画がヒットしてテレビやストリーミングサービスで何度も上映されても、あなたの仕事がメイキャップアーティストならロイヤリティは1円も入ってこない。 2005年から2020年の間にスウ…

NATO加盟と民主主義「43%の人は賛成していない」。そして「次は核武装」議論も始まる

「民主主義的な正当性を欠いたまま話が進んでいってしまった感があります」と昨日の夜のNATO加盟問題に関するSVTの特別番組で発言していたのは、大手新聞ダーゲンス・ニュヘテルの文化局長ビョーン・ヴィーマン。 ヴィーマンは「今回のNATO加盟に関する一連…

イタリアの核シェルター

コロナでイタリアが大変な状況だった頃には毎日のように現地から最新情報を伝えていたSVTのレポーターの姿をニュースで久しぶりに見かけたと思ったら、彼女はイタリアの核シェルターブームについて伝えていた。 ニュースはウクライナの戦争が始まってから、…

© Hiromi Blomberg 2023