swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

雪の減った未来に向けて準備するクロスカントリースキー大会

週末のニュースレターに続いて、もう少しだけ暖かい冬の話を。 今週からスウェーデン各地では順番に、子どもたちがウインタースポーツを楽しむためのスポーツ休暇に入るが(今週はヨーテボリを中心とした地方、来週は南部スウェーデン、その次がストックホル…

北欧通信 95 北の国から(とっても怖い)暖冬便り

今日もこちらは最高気温が8度くらいになりそうなのだとか。やっぱり暖冬傾向だなー。 私が自分の肌感覚で、なにかが徹底的に変わってしまったのではないかと感じたのは、スウェーデン各地で暑くなった2018年の夏だったが、この2022/2023年の冬も同じような感…

EUがファストファッション禁止法(?)を準備中

EUがファストファッションを終わらせるための新法を準備していて、これが導入されれば使い捨てが横行するファッション業界の慣行を是正するものになるかもしれない。 スウェーデン環境保護庁でテキスタイル問題を専門に担当するイヴォンヌ・アウグストソンさ…

H&Mの不振と、それがスウェーデン経済に与える影響

気候危機に配慮しながら手頃な価格のファッションを提供するというH&Mの戦略は、うまくいっていない。第二次世界大戦後、スウェーデンの地方都市の1軒の婦人服店から始まったH&Mの成功の歴史は、今難しい時代を迎えている。終焉に向かっているという人もいる…

新しい映画製作補助金制度に再度批判の声

すみません、このニュースに興味があるのは私くらいなのかもしれないけど、前に取り上げたニュースの続報ということでよろしく♡ その前の記事というのはこちらです。 swelog.miraioffice.com 上にリンクをあげた記事は、今年から実施されるこの補助金の大枠…

育児休暇取得のよくない傾向

日本の人から「スウェーデンはほとんどのお父さんが育児休暇を取得するんですよね、すごいですよね。100%ですか?」と聞かれることが時々あるのだけれど、すべての父親が2週間や1ヶ月程度育児休暇をとったところで、男女平等という点ではあまり意味はないし…

トルコ

地震国から来た身としては、トルコとシリアからの地震災害のニュースは他人事とは思えない。 知り合いのトルコ人のご家族は大丈夫なのかと、トルコの地理もよくわかっていないのに気になる。東日本大震災の時に、多くの人が(関西に住む)私の家族のことを気…

永住許可をめぐる移民相の新発言

移民担当大臣が、土曜日のラジオ番組ののインタビュー番で、すべての人の永住許可が取り消されるわけではない、と話していた。 swelog.miraioffice.com 正直に暮らし、スウェーデン語を習得して自活しようと試み、社会に溶け込もうと努力する人は何も心配す…

北欧通信 94 銃撃事件と社会に蔓延するドラッグ問題は、「恥」で解決できるのか?

今週は、今一番の社会問題ではないかと思う、犯罪組織間で頻発する銃撃、銃殺事件と、その背後にある、ごく普通の人の間にも浸透しているスウェーデンでの麻薬の蔓延問題をとりあげています。 swelog.theletter.jp ***** 「北欧通信」はスウェーデンの気にな…

昆虫食陰謀論

スウェーデン最大のスーパーマーケットチェーンICAのレシピサイトで、6年も前から掲載されていたレシピのコメント欄が、今、突然炎上してる。背景には先日開催されたダボス会議に参加するレベルの世界のエリートたちが、一般消費者にわからないように食品に…

インフレと即日融資とギャンブル依存症

インフレや全般的な経済状況の悪化により、ギャンブル依存症になる人が増えるかもしれないということで、アフトンブラデーットがギャンブル依存症の人たちの全国互助組織を訪問して取材をしていた。お金が無い時にギャンブルは「一発あてて、なんとかなるか…

節電のためにリモートワークをやめた人たち

人材派遣のRandstad社が、18歳から67歳の1000人を対象に行なった調査によると、10人に1人は電気代を節約するためにリモートワークを避け会社で働くようにしていると回答した。同じ調査は、また、17%の人が通勤費用を節約するためにリモートワークを選んでい…

最先端の北欧建築! 木造高層ビルとソーラー型サウナに見るサステナブルな未来 【スウェーデン発 みんなと地球の“ラーゴム”なくらし vol.17】

スウェーデン北部のシェレフテオにある「サラ文化センター/ウッドホテル」 Visit Skellefteå こんにちは! 2021年10月から、Elle Activeで「スウェーデン発 みんなと地球の“ラーゴム”なくらし」の連載が始まってから、早くも1年半程経ちました。今回17回目…

新生児の名前統計廃止の理由

その年の新生児の名前統計の話題といえば、覚えているのが10年ちょっと前だろうか? 移民の多い都市マルメで、その年に生まれた男の子の名前で一番多かったのが、モハメッドだったというニュース。 この統計はスウェーデン統計局から発表されると毎年話題に…

© Hiromi Blomberg 2023