swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

大豆にまつわる誤解と理解

大豆が環境を破壊する? ブラジル、中国、アメリカやインドなどの国で大規模な大豆栽培のために森林が広範囲でが破壊され、温室効果ガス輩出などの新しい問題を引き起こしている。 これでは肉食をやめ、植物ベースの食べ物に切り替えなくては気候温暖化対策…

明るくて暗くなった街灯

LEDやハロゲンランプが主流に スウェーデンの夜道は暗い。やさしい光の街灯は美しいが、地味な感じであたりを照らす。エネルギー効率を考えLEDやハロゲン光源への変更が進んでいる最新の街頭も、実際は明るくなっているのに、以前より暗くなったと感じる人が…

外見で差別される医者

残念なことだが、差別はどこにでもあるし決してなくならない。そうであればこの社会では差別は容認されないということをはっきりさせ、差別が起こった時にどう対応するのかを決めていくことの大切さは、強調してもしすぎることはない。

なくなり続けるおもちゃ屋さん

28店舗を閉鎖 アメリカでは今年の春に倒産してしまったトイザらスは、北欧市場においてはデンマークのおもちゃチェーンBRも傘下に置くTop-Toy社がビジネス展開を続けていたが、オンラインショピングの隆盛とおもちゃのデジタル化により、大きなビジネス転換…

禁断のうなぎ

クリスマスのごちそう スウェーデンではうなぎはクリスマスに食べる。特にこのあたり、スウェーデン南部のスコーネ地方では毎年楽しみにしている人も多い。ここではうなぎは開いて蒲焼になどせず、丸のまま調理するので油っぽすぎておそらくほとんどの日本人…

タフな心身で政策変更を受け止める

担当政権なしで予算確定 9月頭の選挙から100日。だが誰が政権を担当するかは先週行われた国会での2度めの首相選出投票でも決まらなかった。 そんな中でも来年度の予算は、その実施の担当政府の決定なしに採択され、穏健党とキリスト民主党が提出した大枠に…

オンライン診療のコスト

爆発的に増加しているオンライン診療 派手な広告マーケティングの効果もあってか、KryやMin doktorといった長い待ち時間なしに医者とすぐにつながるオンライン診療の利用は、今年55万件となった。2017年の約20万件と比べても驚くほどの伸びだ。 問題は、スウ…

スマホは5分でハックされる

2段階認証方式の抜け穴 より高度なセキュリティのために2段階認証方式を使い始めた人も多いと思う。 2段階方式はグーグルアカウントへのログインで使われている例が代表的だが、通常のパスワード入力の第一段階に加えて、ワンタイムのコードやセキュリティ…

社会の成熟とルシアコンテスト

伝統的価値観を試されるルシア祭 今年の行事は終わってしまったが、今日のルシア祭を取り巻く状況をまとめておこう。 スウェーデンの伝統的な価値観を象徴しているルシア祭は、自分がどれくらい保守的で、どこまでリベラルになれるかを試される踏み絵のよう…

セックスとスマホ、どっちを選ぶ?

45%はセックスなしでもOK セックスなしの半年間かスマホなしの半年間?どちらかを選ばないといけなければどちらを選ぶ? 多数のスウェーデン人は、セックスよりもスマホと一緒の半年を選んだ。 といっても半年間セックスなしを選んだ人が45%、スマホなしを…

「マリファナは危険じゃない」と若者はいう

世界的なマリファナの合法化の波に合わせるように、スウェーデンの中学生、高校生の間でもマリファナに対する態度が変容している。今、既にマリファナ吸引習慣に変化が起こっているわけではないが、態度が変われば、この先行動も変わっていくかもしれない。

ヒップな募金活動は音楽で!

今年で11回目の国民的募金活動 スウェーデンのクリスマス前の募金運動として定着した「ミュジーック・イェルペン(Musikhjälpen ”音楽で助けよう”)」。今年は12月10日から、ルンドのストールトリエット広場からの生中継が始まっており、ラジオのP3と映像はS…

あなたは環境のためにどの習慣を変えるか?

かっこいいチョイスをしよう 気候変動を解決するための行動変化は、罪悪感からのものではなくもっと鼻高々で実行するものへと私達の意識を変えていく必要がある。「私は生活の中でもうこういうチョイスをしている。なんて素晴らしい!」と自画自賛するくらい…

ノーベル賞晩餐会をご一緒に

100万人の晩餐会 今日はノーベル賞の授賞式。日本からの注目も高いが、その後の晩餐会がスウェーデンでは4時間にわたってテレビ生中継されることはあまり知られていないのでは? リベラルな現在の国民気質と、王族、豪華なドレスや贅をつくしたデコレーショ…

© Hiromi Blomberg 2023