swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

よくわからない5Gのニュース

大きなニュースになっていて話されていることの大枠はわかるものの、実際その中身がよくわからないニュースがある。たとえば、この新しい携帯通信網である5Gとそれを世界へ提供している中国企業のHuawei関連の一連のニュースだ。 以前からHuaweiの提供する…

ストックホルム群島で漁ができない理由

今日の話は「くらげ」です。 ストックホルム群島周辺では何百万というくらげが大量発生中で、その美しさに(!)多くのダイバーを集めている。 繁殖期に好条件(?)が重なり、近年あまりみられたことのない光景が海の中で広がっているそうだ。くらげは桟橋…

再生可能だからといって電力消費を増やしていいのか?

スウェーデンの電力使用量はこの先2045年までに60%増え、この増加分をすべて風力発電で賄うとすると新たに風力発電基が14,400、すべて原子力発電なら今のリングハルス1号基と同じ発電力をもつものが11基必要になる計算だという。これはスウェーデンの経団…

北欧、北極圏と気候危機 swelog weekend

地球全体の気温上昇レベルと比べて、スウェーデンでは気候変動の影響が2倍強くなっている。北極圏の海の氷は1979年と比べて41%も減少しており、今週からストックホルムの北方民族博物館では「氷が溶けていく時」という大型企画展示も始まった。 日本の超大…

国境でのダブル・コントロール開始へ

現在デンマークからスウェーデン南部へ橋やフェリーを使って入国する際には国境検査が行われているが、この11月12日からは、スウェーデン側からデンマーク側に入国する際にも身元確認の実施が決定した。背景にあるのは、今年、デンマークで頻発したスウェー…

土壌分解される木でできたプラスティック

スウェーデン、スンスバル にあるミット大学の研究者たちは、木の繊維質であるセルロースを素材とし土壌で分解するプラスティック素材を開発した。 現在の石油ベースで自然環境のなかでいつまでも分解されないまま残ってしまうプラスティックに替わって使用…

うなぎ

「Ålevangeliet」 スウェーデンでは今年「うなぎ本」が売れに売れて、この本は既に世界30カ国以上に翻訳されることが決まっているが、昨日は別のうなぎの話題がニュースになっていた。 スウェーデンの西海岸ハランド地方の発電所では、現在、絶滅危険種とし…

ボルボにみる「成長と発展」の捉え方

今年の上半期、ボルボは34万台を売り上げてボルボ史上最高の売上を記録した。しかし、同時に750人の人員削減を決定した。販売台数が増え売上も増えても、競合との間での価格競争や新しい関税の適応などが利益を圧迫しコストを削減する必要がある。 会社の「…

スウェーデン語の通じない介護士たち

ストックホルムの介護施設が介護士たちのスウェーデン語の習得度を上げることに力をいれた結果、職場環境、ひいては入居者の満足度にポジティブな影響がでたことがニュースで取り上げられていた。 スウェーデンでも介護士は不足気味で、雇用する側も言葉の問…

デジタル免許証と身分証明証の未来

ノルウェーやフィンランドでは運転免許証がスマホのアプリになった。この10月から、ノルウェーの220万人の免許証保持者は、国内で運転している時にはこれまでのプラスティックのカードの免許証を携帯しなくてもデジタル免許証があればOKとなる。 デジタル免…

旅行手段は環境フットプリントで選ぶ時代へ

スウェーデン政府は、私たちが長距離旅行の手段を選ぶ際、飛行機、電車、バスの気候問題に対する影響を考えて購入できる手段を提供したいと考えている。 具体的には、チケットを購入する際に値段と一緒に気候への影響を数値で表示することを各交通機関に義務…

朝のニュースが解説する女性のオナニーとバイブレーターの使い方

「え、今、オナニーって言った?、新型バイブレーターって言った?」 昨日の朝、作っていた朝食から目を離して慌ててテレビの画面を見れば、時計はまだ6時52分。「こんな時間にオナニーのニュースですか? やるなぁー」と思う私。 つい先程まで、このスウェ…

退屈していた退職者ヤンネさん、学校じいじになる

ヨーテボリに住む79歳にあるヤンネさんは2年前から小学一年生のクラスを「学校じいじ」として手伝っている。毎朝クラスに向かい1人しかいない担任の先生の目の届かないところを手伝っている。 ちょっとサンタクロースのようなお髭のヤンネさんは、子どもた…

風力発電ブームで電気の使い方が変わる

スウェーデンで風力発電所の建設ブームがおきている。 これから2022年までの4年間で、現在スウェーデン全体の発電量の12%を占めている風力発電の割合は25%まで伸びる予定だ。スウェーデンでは来年にかけてリングハルス原子力発電所の2基が操業を止めるこ…

© Hiromi Blomberg 2023