swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

みどりの国債

スウェーデンのくじ式国債(Premieobligation)を持っていたことがある。銀行の金利がどんどん減っていった時にスウェーデンの国債庁(Riksgälden)が発行するものを買った。 どういう契機でこの国債のことを知ったのか覚えていないが、買った理由はよく覚え…

食料自給率 その2

2018年の8月に始めたこのブログの最初の投稿は「食料自給率」についてだった。 とても暑い夏で、気候が明らかにおかしくなっているのではないかと身を持って感じ始め、9月に控えていた4年に一度の選挙を前にスウェーデン環境党が食料自給率を高める視野を持…

世界中から「袋だたき」

昨日の朝、公衆衛生庁のアンデシュ・テグネルが自分が指揮してきた対策について間違っていたと反省するような発言をしたというニュースをちらっとみかけた。 彼の発言とは思えないような発言だな、変だなと思いつつも、私はその後一日中忙しく、いつもは休憩…

警官と動画とSNS - ストックホルムの場合

アメリカでの警官のひどい暴力を撮影した動画がSNSで拡散し続けられているが、昨日ストックホルムでは「ツイッター警官」が動画撮影に関して怒りと悲しみをこめたツイートをして、話題を集めた。 (「ツイッター警官」に関しては以下の記事を参照ください) …

おしゃれなコロナ・ヘルメット

Håkan har byggt en coronahatt – piper när nån kommer för nära | SVT Nyheter ミュージシャンのホーカン・リッドボーさんが手作りしたのは、人が近づいてくると音で知らせるおしゃれなコロナ・ヘルメット。 スーパーマリオブラザーズのキノコから着想した…

コロナの中のコーヒーの未来

Löfbergs(ロフベリス)は100年以上の歴史を誇るスウェーデン最大手のコーヒー販売会社だ。 毎年27,000トンのコーヒーを焙煎するロフベリスのコーヒーは、世界中で毎日1000万杯飲まれている換算になる。 コロナ禍の中でも、スウェーデン内でのコーヒー消費量…

オリエンテーリングとコロナを巡る2つの話

コロナの今、森が人気だ。 そして森を駆け抜けるといえばオリエンテーリングだが、競技の舞台が森であっても、やはりこのスポーツも今年は世界選手権をはじめ大きな大会はすべてキャンセルされている。スウェーデン国内でも50人以上の集会は禁止されているの…

マックミューラのハンドジェル(ちょっと欲しい♡)

スウェーデンでもコロナが猛威をふるいはじめた時、消毒用のアルコールが不足し、アブソリュート・ウォッカや大学の研究室で急場を凌ぐために消毒用アルコールを製造しているというニュースを見かけた。 今日、ダーゲンス・ニュヘテルで取り上げられていたの…

批判と質問に答え続ける

毎日毎日、明けても暮れても、自分たちのやっていることが間違っているとか、お前たちは無能だとか言われ続けるのはどんな気持ちなのだろうか? 毎日14時に関係省庁が合同で行っている記者会見には、いつも一番厳しい質問を投げかけるノルウェーからの記者が…

高リスクグループへの感染予防給付金

これまで立案に時間がかかっていた、コロナの高リスクグループの人向けの感染予防給付金がようやく決まりそうだ。 スウェーデンでは新型コロナウイルスに感染すると症状が重篤化する可能性が高い「高リスクグループの人たちは、社会から離れておくべき」とい…

コロナと高齢者、再び

ヨーロッパ各国やそして日本でも、新型コロナウイルス感染対策としての行動規制がどんどん緩和されていくなか、基本的にずっと同じ行動規制要請に従った生活を送っているスウェーデンに住む私たち。 夏が近づいてきて気も緩みがち、そして未来に向けてなにか…

「スウェーデン人お断り」のアホらしさ

スウェーデンの隣国デンマークは3月14日に国境を閉鎖した。 今もデンマークの国境は外国からの入国に対しては閉鎖されたままだが、ロックダウン(都市閉鎖)が解除され自由に行動できるようになったデンマーク人は、大挙して隣接するスウェーデン南部のスコ…

スウェーデンの森とサルサと3Dプリンター

スウェーデン中西部に位置するヴァームランド地方で技術者として働くパトリシア・エドヴァールソンさんは、フラメンコやサルサを教えるダンス教師でもある。 彼女はこの度、ヴァームランドの森の木のパウダーを原料として3Dプリンターでダンスシューズの「…

4000名という死者数をどう考えればいいのかを考える

新型コロナウイルスによるスウェーデンでの死者数は、今日にも4000名を超える。 2週間ほど前にポッドキャストに出演した時に「スウェーデンの死者が3000人を超えたという重くて辛いニュース」の話をしたのも記憶に新しいが、コロナによる死者の数はこれから…

© Hiromi Blomberg 2023