swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

コロナで広がる子どもたちの健康格差

スウェーデンの公衆衛生庁は子どもや若者に一日最低1時間、身体的な活動を行うことを推奨している。そのうち週に3回は心拍数があがる運動がよい。 しかし最近の研究では男の子で44%、女の子で22%、さらに高校生女子の間ではたったの14%しかこの公衆衛生…

2018 年の干ばつで今、肉が足りない

スウェーデン人は、日曜日の夜8時にダラダラしたい気持ちマックスにならないのか? 選挙の前にはこの時間帯に党首討論会が放送されるし、昨日はまた公開裁判のようなアンデシュ・テグネルやロベーン首相、ハレングレーン社会担当大臣へコロナ対策への責任を…

ワクチンを巡るニュースあれこれ。王様でも順番抜かしは許さない

毎日のニュースの中で、新型コロナウイルスのワクチン接種に関するものが増えてきた。今日はその中からいくつかまとめてお伝えします。 まず、スウェーデンと世界でどれくらいワクチン接種が進んでいるかに関してSVTがインフォグラフィックスでわかりやすく…

全国一斉氷の日、凍るシャボン玉

日本でもスウェーデンでも天気予報上で熱帯夜が定義されているように、スウェーデンの気象庁では「氷の日(isdygn)」という定義がある。これは一昼夜を通して気温が0度を超えない日のことで、一昼夜は19時から(夏時間中は20時から)翌日の19時までの24時間で…

ゆらぐ公共放送。嘘をつく国家元首や人気の極右政党をどう伝える

ここ数日、アメリカの情勢を伝えるニュースをきっかけとして、スウェーデンの公共放送SVTの報道姿勢への批判が巻き起こっている。今回の主な批判は、嘘を嘘としてはっきりと報道しないSVTの態度、に向けられている。 特に大手日刊紙ダーゲンス・ニュヘテルの…

スウェーデンとデンマークの間の新トンネル建設構想

えっ、コペンハーゲンとマルメの間にトンネルと一体化したエレスンド大橋がもうあるよねと思った方(私も)。今、話し合われている新しいトンネル(それも4本も)は、同じエレスンド海峡をもう少し北に上がった、スウェーデンのヘルシンボリとデンマークの…

アメリカの混乱でスウェーデンが防衛監視力を強化

現在のアメリカの不安定な状況に対応して、スウェーデンはその防衛上の監視力を強化している。ダーゲンス・ニュヘテルによる取材に、ペーテル・フルトクヴィスト防衛大臣とミカエル・ビデーン国防軍最高司令官がその旨、回答している。 監視体制強化の背景と…

パンデミックで辛い摂食障害の子どもたち

コロナ禍の影響もあるのか? 今、摂食障害に悩む若い人たちが増え続けており、その状況も深刻化していることをSVTが伝えている。 ヨーテボリのサルグレンスカ大学病院では、摂食障害で治療をうける患者が増え続けている。ただし、これはコロナ禍で始まったわ…

客一人あたり10㎡の制限

1月8日の金曜日にスウェーデン議会で可決され、早くも昨日の1月10日の日曜日から施行された、いわゆるパンデミック法。パンデミック法 - swelog 12月にこの法律が検討されているときには「政府は3月の実施を目指している」となっていたが、感染状況の悪化を…

コロナ予算の見込みと実際

コロナ禍に際してスウェーデン政府が次々に決めていった失業手当や補助金などのコロナ特別予算の中でも、なかなか決まらなかったのが高リスクグループの人の給付金予算だった。 高リスクグループ がんの治療中であるか、ごく最近治療を終えた人心血管疾患、…

氷のサウナと増える寒冷浴愛好者

日本もスウェーデンも冷えてますね! こんな時こそ、熱いサウナで温まってから凍るような海にザブンとはいる寒冷浴場ことカルバアドヒュース(Kallbadhus)に行きたいけれど、私は去年の2月ヘルシンキのホテルでサウナにはいってから、その後はコロナでまっ…

中学生のリモート授業

一昨日、スウェーデンの基礎学校の授業のあり方になにか変化がでるかもしれないと書いたが、(今、小中学校を閉鎖するべきなのか? - swelog )結局スウェーデンでは昨日、中学校はリモート学習に切り替えてもよいという発表があり、それを実施するかどうか…

スウェーデンからみた日本の移民政策

「東京の30歳以下の住民の10人に一人がすでに外国生まれだ」というリード文に興味を引かれて読んだ、昨日ダーゲンス・ニュヘテルに掲載された日本の移民政策に関する記事。 記事の論調は、日本政府はまったく政治的な論争なしに移民をここまで拡大することに…

1月26日(火)『北欧トラベル オンラインTAUKO』で話します!

来る1月26日(火)、日本時間の20時から北欧専門の旅行会社「北欧トラベル」オンライン・ワークショップ『オンライン TAUKO Vol.8』で『スウェーデンの三百六十五歩のマーチ〜swelogのニュースから』と題してお話しさせていただきます。 TAUKO(タウコ)とは、…

© Hiromi Blomberg 2023