swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

子どものメンタルヘルス問題を引き起こす親のタイプはこれ

10代、20代の若者の精神疾患が増加傾向にあるスウェーデン。 『こんな風に感じるものなの?(そしてその他の難しい問題)Ska det kännas så här? (och andra svåra frågor”)』など、子ども向けに書かれた心の健康問題を扱った本の著者で、児童心理学者のレ…

グレタ・トゥーンベリと43万人の新有権者

グレタ・トゥーンベリが2018年9月の国政選挙を前にして、スウェーデン国会議事堂前広場で気候危機ストライキの座り込みを始めて4年。9月にはまた次の選挙がやってくる。今回の選挙ではグレタと同じ世代で、気候問題には強い関心を持つと分析されている43万…

スウェーデンと「超加工食品」

昨年12月の調査によるとスウェーデンはヨーロッパで最も「超加工食品」を消費している国で、スウェーデン人のエネルギー摂取量の40%以上が超加工食品によるものであることがわかった。 「超加工食品(Ultraprocessad mat)」という言葉、私はこちらの記事で…

スウェーデン軍がウクライナ人の軍事訓練へ

日曜日にアンデション首相とフルトクヴィスト国防相が行った記者会見によると、スウェーデン軍は120名の教官を派遣して1万人のウクライナ人に地雷を除去する訓練などを行う。 訓練は英国が主導となり7月から既に始められている英国での訓練にスウェーデンが…

出生率減少は一時的な傾向か?

最近「日本の少子化解消にはスウェーデンの事例が参考になる」と、1930年代以降のスウェーデンの政策と動きを簡潔にまとめた日経の記事を読んだが、昨日SVTがレポートしていたのは、今年に入ってスウェーデンの出生率が低下しているというもの。 www.nikkei.…

移民状況最前線 swelog weekend 70

今週は最新の移民に関する統計からみえてくるスウェーデンの今についてです。 ダーゲンス・ニュヘテルが気合の入った移民統計に関する記事をまとめていた。2015年から2016年にかけての難民危機やパンデミックの影響にも関わらず、スウェーデンへの移民総数は…

交通事故と自転車

スウェーデンは世界でも有数の道路交通上の安全が確保されている国で、過去25年間で重傷者を伴う交通事故件数は減り続けている。ただし重傷者を伴う自転車事故は過去10年間で増えた。 スウェーデン交通庁の分析によれば、これは自転車の利用が増えていること…

ドメスティック・バイオレンスとペット

暴力被害者がペットを飼っている場合、ペットと一緒に被害者を受け入れているシェルターはほとんどない。NPO法人のVOOV(「暴力被害者のためのアニマルケア」)はこのようなDVによる緊急避難が必要な人のペットの受け入れを行っている。 VOOVのスポースクマ…

サブスク離れと、伸びる映画のレンタルと購入市場

伸びる一方だったビジネスに陰りがみえてきて、月額のサブスクリプション料金だけではなく広告付きの低価格プランの提供がささやかれているネットフリックスなどの動画配信企業だが、スウェーデンでは映画の単品レンタル・購入市場が伸びていることをダーゲ…

片足立ちと早死の関係

英国の医学誌に掲載された片足立ちと早死にの関係についての研究結果に、理学療法の大学教授がコメントを寄せていたのを読んだ。 この研究は51歳から75歳の男女1700人に片足で10秒間立つことができるかをテストし、その後の生存確率や疾病に関する追跡調査を…

スカートをはいた男性バス運転手

日本の夏はとても暑いけど、こんな論争は聞いたことがないような? 夏の暑い時期に長ズボンの制服を着用を要請するのは労働環境上の問題があるとして、スコーネ地方のバスの運転手たちが抗議の声を上げている。公共交通を運営するスコーネトラフィケンではス…

北欧デザインの街が目指す、スマートシティのサステナビリティ|スウェーデン発 みんなと地球の“ラーゴム”なくらしvol.11

今月のElle連載、さきほど公開されました。今回はサステナブルな都市のあり方についてヘルシンボリのシティ・エキスポからのレポートです! サステナブルな街づくりを目指すスウェーデンのヘルシンボリで、シティ・エキスポが開催された。「イケア」によるサ…

テロとストックホルム・プライド

今日から8月、そしてストックホルムのプライドウィーク。週末の6日の土曜日にはコロナの影響で中止されていたプライドパレードが3年ぶりに実施される予定だ。しかしわずか1ヶ月ほど前には、ノルウェーのオスロで予定されていたプライドパレードの前日に2人…

子どもの性別適合新法案の件 swelog weekend 69

今週のニュースレターは子どもの性別適合新法案についての記事からです。 性別を変えると言っても、それは自身や周囲の認知によるものだったり、身体的適合によるものだったり、そして法的な登録を変更することだったり、その形は様々だ。最適な形は各自異な…

© Hiromi Blomberg 2023