swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

下水でみるスウェーデンのコロナ、再び

もうずいぶん前から一般人のコロナPCR検査はなくなってしまったスウェーデンでも、感染は拡大しているようだが実のところどれくらい広がっているかわからない状態を分析しようと、久しぶりに下水に含まれるコロナウイルス量についてのニュース記事を読んだ。…

フィンランドへのフェリーが難民の宿泊施設へ

ストックホルムとヘルシンキの間を運行するフェリーには乗ったことがある人も多いかもしれないが、スウェーデンとフィンランドの間にはもうひとつ別のフェリー航路があって、それはストックホルムと、1812年までフィンランドの首都であった街トゥルク(Turku…

Metaを192億円の損害賠償で訴えたEpidemic Sound

半年ほど前にグーグルを巨額損害賠償で訴えたスウェーデンの価格比較サイトのことを取り上げたけど、今日はフェイスブックやインスタグラムのMetaを訴えたスウェーデンの音楽サービススタートアップの話を。 swelog.miraioffice.com Epidemic Sound(エピデ…

自給自足率50%を目指すスウェーデンの大都市

スウェーデン第2の都市、ヨーテボリの現在の食料自給率はたったの1%。残りの99%のうち、約半分がスウェーデン産の食物で、後の半分は輸入に頼っていることが昨年ヨーテボリがコンサルティング会社Swecoの循環経済の専門家を雇ってまとめた報告書でわかった…

高すぎる電車の旅? 安すぎる飛行機?

気候温暖化のことを考えて、国内移動には飛行機よりは電車での移動を選びたいのに、電車での移動は時には飛行機の20倍もするという価格調査結果をSVTが伝えていた。 SVTが調べたのは、スウェーデン南部の街マルメとストックホルムを結ぶ電車と飛行機チケット…

高騰するレトロ食器の背後にアジアの顧客

探している本とDVDがあって、金曜日はマルメの大きめのセカンドハンドショップを6軒ほどはしごした。どのお店も賑わっていて、いろいろ見ているだけで楽しい。夏のこの時期、あちこちで開催されるロッピス(Loppis蚤の市)めぐりを楽しみにしている人も多い…

2022年のイケアミュージアム体験 swelog weekend 68

今週は先日出かけていったエルムフルトにあるイケアミュージアムについて書きました。ここで私が遭遇したまったく新しいミュージアム体験とは? 私たちは12時くらいに到着してすぐにランチしてから展示を周り、そのあとフィーカしてから帰りの電車に乗ったの…

ロシアからの政治的難民を受け入れる

ロシアで投獄されている反体制活動家のアレクセイ・ナワリヌイの支持者の1人をスウェーデンが政治的難民として受け入れたことがニュースになっていた。 今回スウェーデンで難民として受け入れられることになったのはPavel Chuprunovさん。当初スウェーデン…

Booktokで本を売る出版社のおじさん

去年、アメリカや英国など英語圏の国で書籍の売上新記録に貢献したTiktokで出現したBooktokというハッシュタグ。 「TikTok」で本を売りまくるティーン姉妹の正体 | The New York Times | 東洋経済オンライン (そして日本でも) 「TikTok売れ」で30年前の実験的S…

SASの次は郵便事業なのかな?

ストライキは解消されたが、この先どうなるかよくわからないSASだけど、スウェーデンの郵便事業ポストノード(Postnord)も、これから先どうなるかがますますよくわからなくなってきたな、とこの第2四半期の中間事業報告のニュースをみて思う。スウェーデン…

刈り込まれた芝生から草ボーボーな緑地管理へ

生物多様性に配慮して、スウェーデンのコミューンが管理する土地を刈り込まれた芝地から、背の高い芝や草地へと転換する例が目立ってきていることをSVTが伝えていた。このような変換は生物多様性を高めると同時に、管理費用の節約にも貢献する。 スウェーデ…

今の熱波と、奈落に落ちるまでの実況中継

今これを書いているのは火曜日の朝の5時だが、夜中の3時頃にSASのストライキが終わったことが、SVTのサイトにアップされていた。今年の夏休みの客にはなにはともあれよかったのだろうけど、この先SASはいったいどうなるのか…? そして目下ヨーロッパ各国を襲…

走り続ける人たち その2 バックヤードウルトラ

以前ともかく毎日走り続けるRunstreak(ランストリーク)な人たちのことを書いたことがあるが、今日の走り続ける人たちは距離を走り続ける人である。 swelog.miraioffice.com この土曜日にブレーキング地方のカールスハムンで開催されたのは「バックヤードウ…

イングマール・ベリマンの戦争映画 swelog weekend 67

イングマール・ベリマンが唯一社会問題を扱おうとした映画で、また戦争の恐ろしさを戦闘や爆撃のシーンでも表現した彼の作品の中でも異色の『(ベルイマン監督の)恥』が、ウクライナの戦争の影響か、ルンドの映画館で上映されていたので観てきた ということ…

© Hiromi Blomberg 2023