swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

聴き放題サービスの持続可能性

ここに、スポティファイに対し「スポティファイは我々を搾取している」と公開文書を送ったのが、先日のアカデミー賞で作曲賞(「ブラックパンサー」)を受賞したスウェーデン人のルドビック・ヨーランソンを初めとする音楽家達。 音楽家たちはスポティファイ…

点字サバイバルとオーディオブックのビジネスモデル

スマホやPCの音声読み上げ機能の向上や、オーディオブックの 劇的な普及で、点字が使用が減っており、視覚障害者の団体ではこの傾向を心配している。 視覚障害のある子どもが点字で「読む」ことを学ぶのは大切で、このままでは子どもたちが文盲になってしま…

これからは地下室で家庭養魚を

ストックホルムのソールベルガボーで、住宅の地下室で野菜を育てたり、食べるための養魚を行うプロジェクトが始まっている。 漁業地からスーパーへ、そしてそれから消費者へと、魚の長距離輸送を行うことなく、階段を降りていくだけで、今日の夕食の魚が手に…

77万円のムーミンマグ

これはニュースのマグではなく、私の持っているマグのうち一番希少価値の高そうなやつ。もちろん一番のお気に入り 今日はスウェーデンの話ではなくて、フィンランドからの話題です。 フィンランド語はさっぱりわからないけど、きくのは好きな私。フィンラン…

ハチミツ作りはビルの屋上で

スウェーデンに引っ越してきた頃は、郊外に住んでいる友人が庭でハチを飼っていると聞いて驚いたものだ。スウェーデンでは、ハチやハチミツ作りへの関心は、以前より日本よりも高かったように思うが今年はそのトレンドが街中にもやってきそうだ。 近年受粉を…

スラタンへのインタビューで公共放送が払う罰金

スポーツニュースで、スラタン・イブラヒモビッチの利益に加担するような放送を行ったとして、スウェーデンの国営放送SVTが2万5000クローナ(約30万円)の罰金を払うことになった。 去年、番組では、スラタンがストックホルムに新しくオープンしたパデルセン…

スターシェフが語る母の自殺

今をときめくニューノルディック・キュイジーノの名店、先月はミシュランの星も2つに増やしたストックホルムのレストラン、ガストロロジック(Gastrologik)。 創業者のひとりであるアントン・ビュールがダーゲンス・ニュヘテル掲載の長いインタビューで語…

スウェーデン400万人のマリファナ投資

スウェーデンの年金制度では、積立ての2.5%はプレミア年金といって自分でどのフォンドに積み立てるかを選んで運用することができる。 だが、多くの人は積極的にフォンドを選んだりせず、選択は放ったらかしで政府がデフォルトで決めたフォンドのことが多い…

家庭科で教えること

スウェーデンの小中学校にも「家庭と消費者」という科目があり、現在の教育要項では9年間合計で118時間学ぶことになっている。 この度、無作為に全国から選ばれた学校を対象とした実態調査で、学校検査局は、この科目のなかで料理に多くの時間が使われすぎて…

Klarna批判と消費者ローン

Klarna(クラーナ)はスウェーデン、フィンテック・スタートアップ界の巨人。 スカイプ、スポティファイの次にスウェーデン発のサービスで世界に大きく広がるものがあるとすればクラーナだろう。 Eコマース上のオンライン決済手段として伸びてきたクラーナは…

猫の格上げ

昨日から新しい法律が施行され、ペットを捨てることは罪になった。 またペットの飼い主には、きちんと世話のできる知識が必要とされるようになった。 今後は市の担当職員などが、ペットの適切な飼い方が守られていないと認識した場合は通報できるようにもな…

よみがえる夜行列車となくなる窓口

スウェーデン政府は、この春の予算で5000万クローナ(約6億円)をヨーロッパ各国との夜行列車の運行のために使うことを決定した。費用は、各国との交渉や調整、また新たにこの分野の専門家の雇用などに使われる。 私の夫はヨーロッパ内は基本的に飛行機に乗…

もっとややこしい夏時間

今日から夏時間。この記事を書いてからもう半年経ったとは。 swelog.miraioffice.com そして半年前に参照したダーゲンス・ニュヘテルの記事では「夏時間への変更は2019年が最後の年かも」となっていたが、先週の欧州議会で話あわれたところによると、どうや…

スウェーデンの完全無欠弁当

スウェーデンに引っ越してきてよかったと思うことはいくつかあるが(私は背が高いので服や靴のサイズが合うというのもそのひとつ)、一番気に入っているのはおおらかさというか、その大雑把さだ。 これはもちろん私自身が大雑把だからだが(だから細かいとこ…

© Hiromi Blomberg 2023