swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

退屈の勧め

スケジュールが一杯詰まっていないと不安になるのは大人だけじゃなくて、最近は子供ですら次にやることが決まっていないと「つまんないー!(Tråkigt)」を連発しますよね。 夏休みに入った興奮から少しさめ「トローキ!」を連発するようになってきた子供た…

進みすぎる銀行のキャッシュレス化を政府が阻止へ

スウェーデン財務省の規定審議会は、700億クローナ以上の預金のある大手銀行に顧客への現金引き出しサービスへの提供を義務付けさせようとしています。 このまま銀行側の論理だけでキャッシュレス化が進むと、ATMも現金を扱う銀行も国土からなくなってしまう…

ファッション雑誌と持続可能性と広告

グレタ・トゥーンベリに触発された「飛び恥」意識は、今、スウェーデン人の間で大きな関心を集めているようです。夏至祭前後に久しぶりにあった友人、知人とも夏の旅行をどう計画したかの話で盛り上がりました。 しかし、国連の下部組織Unctadのレポートは、…

原子力発電の賛成派が増えているスウェーデン

去年の選挙で、キリスト教民主党が原子力発電の新たな建設を論点として取り上げてから、スウェーデン人の原子力発電への態度が変化しています。 今回Novusが実施した世論調査の結果では、40%の人が原子力発電にポジティブで、必要があれば新しく建設するこ…

認知症離婚をどう考えたらいいのだろう?

スウェーデンでは60歳以上の人の離婚が、2000年代に入り倍増しています。 昔とは離婚に対する考え方が変わったことと、人々の寿命が伸び退職後の残りの人生を捉えなおす人が増えたことが、高齢者離婚増加の背景となっているようです。 ストックホルム大学の…

77億円のホビー・プロジェクト スニーカーズアンスタッフ swelog weekend

世界が注目するスウェーデン発のスニーカーショップ 世界中のスニーカー狂(”スニーカーヘッズ”)に愛されるスウェーデン発のスニーカーショップ、Sneakersnstuff(スニーカーズンスタッフ。略称・SNS) 。SNSは今年の秋、アジアで初めてのお店を東京にオー…

自転車が開く人生の新しい扉

自転車に乗ることができるかできないかで、人生の選択肢が大きくかわってしまうことがある。 スウェーデンや日本で近年生まれ育ったほとんどの人にとって、自転車に乗ることは自明の理。自転車が人生を変える道具であると思った人はあまりいないと思います。…

スウェーデンの先生の状況から「恩師」という言葉を思い出す

5年毎に実施されるTALIS(OECD国際教員指導環境調査)の2018年の結果では、スウェーデンの先生の90%以上が自らの職業に満足していると回答。スウェーデンの先生、仕事大変だしお給料安いっていわれてるし、本当に大変だよなー、と常日頃思っていたので、こ…

レジ袋と紙袋、エコバッグの環境論争

昨日まで二週間近く日本に滞在していましたが、日本で買い物をすると、余分なレジ袋を適切なタイミングでお断りする敏捷力が鍛えられます。 日本でもスーパーのレジ袋は来年4月からすべて有料となることが決まりましたが、今回の滞在では雨の日が多く、スー…

困った! 便利になっちゃうスウェーデンの酒販売?

え、うそ! ワタシ的にはやめてほしい今日のこのニュース。 スウェーデンの国営酒類販売店のシステムボラーゲット(Systembolaget)が、これまでテスト的に実施していた、お酒宅配の全国本格展開を開始するというもの。 スウェーデンの不便なところが気に入…

ロボット自動判定ミスでもらえない給付をどうする?

今年2月に明らかになった、スウェーデンの雇用サービス局(Arbetsförmedlingen)が導入したロボットによる自動判定のミス。 ロボットの自動判定のミスにより、失業保険給付金などがきちんと支払われていない状況でした。ミスの割合は全体の10〜15%にも上る…

愛で広がる真夜中のABBAダンス

何がどうしてブレイクするかはもう誰にもわからない?いや、やっぱり愛は勝つ? あなたがパーティーの帰り真夜中にABBAで踊ったビデオが、SNSであっという間に拡散。ABBAがリツートして世界中で数百万回再生となったら? スウェーデンのルイーズさんとアリー…

教会とスポティファイが引き起こすCD争奪戦

スウェーデン国教会が契約していたSpotify Businessが今年の3月いっぱいでサービス提供終了となり、各地の教会では儀式での音楽の提供方法に苦慮しているそうです。 教会で執り行われる結婚式やお葬式といった儀式では、各自の思い入れのある音楽を流すこと…

スウェーデンの安楽死について知っていますか?

昨日食事をご一緒いただいた尊敬する先輩から、つい先日、NHKで放送された安楽死のドキュメンタリー番組のことを聞きました。ドキュメンタリーの内容に考えさせられること多く、安楽死に関する本も購入して番組を見た後ずっと考え続けているということでした…

© Hiromi Blomberg 2023