swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

SNSで金を乞う

経済的に厳しい状況にある人たちが、SNS上で見知らぬ人たちにお金の援助を乞うことのできるバーチャル・グループが増え続けている。 「福祉が充実している」はずのスウェーデンでも、行政から生活保護を受けるには、その前に自己の所有物を手放す必要がある…

5Gの使い方とエリクソン

まだ観ていなかった『未来のミライ』をお正月休暇中に観たら、出てきた車がボルボでなんだかほっこりしたが、ボルボグループにはボルボ建設機械 (Volvo CE: Volvo Constraction Equipment)という会社もあって、ホイールローダーと呼ばれる建設現場で使われる…

限界ぎりぎりの特別対応の給食

食物アレルギーや自分の信条、または宗教的な理由で特定の肉を食べない生徒など、スウェーデンの学校給食が様々な対応を迫られている話はここでも何度か取り上げた。 swelog.miraioffice.com 今日レポートされていたのは、学校側はきめ細かいやり方で対応し…

スウェーデンのWASPプロジェクトとは何か?

WASPとは、スウェーデンをAI技術で世界のトップにしようと、これから2029年までに55億スウェーデンクローナ(約635億円)を投入して行われる国家的規模のプロジェクト。ただし、その財源は国ではなく、スウェーデン一の大富豪ヴァレンベリ家だ。 (WASP = Wa…

スポティファイの水増し再生回数

さまざまな音楽アワードでも選考基準の一要素として使用されることも多いスポティファイでの再生回数。この数字を水増しするために、様々なごまかしが半ば公然と行われている。 昨年12月にダーゲンス・ニュヘテルに掲載された記事(”金で買われた再生回数は…

ロブスターのニュース

どういったきっかけでこのメディアを発見したのか覚えていないのだけれど、去年の夏の終わりくらいから『Lobsterr Letter』というニュースレターを購読している。 毎週北欧時間の月曜日の朝起きると、メールの受信ホルダーに届いているこのニュースレターが…

アナログな新年の誓い

新年の誓い立てましたか? 去年読んだ本『デジタル・ミニマリスト』の著者、カル・ニューポートの元旦のニュースレターが" The Analog Janurary Challenge"というタイトルで、この1月は以下の5つのアナログ・チャンレンジをやってみよう!というものでした…

ヨハン・ロックストロームと迎える「真実の新年」

「Gott Nytt år! (新年おめでとう!)ロックストロームのラジオ番組、もう聴いた? 年始めに必須!」 3時まで起きていた大晦日から一夜明け、年越しを一緒に過ごした友人夫妻とゆっくりお雑煮をいただいた後、のんびり後片付けをしていると夫がラジオ番組…

増える人口、減る人口。2020年、あなたはどこに住む?

私は毎回新しいエピソードを楽しみに聞いているポッドキャストがあって、それは「こんにちは未来」という名前だ。 こんにちは未来 〜テックはいいから 佐久間 裕美子 + 若林 恵 個人ジャーナル ¥0 podcasts.apple.com ”NY在住のジャーナリスト 佐久間裕美子…

変わる法律・2020年版

ちょうど一年前にも2019年から変更される法規制のことを取り上げた。 swelog.miraioffice.com この時取り上げたのは、1,受信料から放送税へ、2.歯科費用無料制度の23歳までの延長、3.ギャンブルのオープン化と関連法規性などだったが、1年を通じてそ…

図書館新築・改築ブーム

基礎教育や高齢者介護などを運営し、どこも厳しい財政事情で人員削減や事業縮小などが伝えられるスウェーデンのコミューン運営(市町村)。 しかし、そんな中でもこれからの5年間で図書館の新築や増築のブームがやってきそうだ。全国に290あるコミューンに…

スウェーデンの誰も知らない新語大賞

ちょうど去年の今頃、スウェーデンの新語大賞をこのブログで扱った時は「流行らない新語大賞」とタイトルをつけた。その後、新語リストの中から「Flygskam(飛び恥)」は日本のニュースでも紹介される単語に育った。 swelog.miraioffice.com 今年も発表され…

2019年・マルメのエンタメ10大ニュース

地元の新聞Sydsvenskanに、今年のマルメのエンタメ・トレンド10大ニュースがまとめられていた。これに興味のある人が私以外にもいるのかわからないけど、ちょっと紹介します。 1.イケてるレストランがモッラン(Möllan=Möllevångtorget界隈)から逃げ出す…

「燃えるゴミ」をやめて再利用40%アップ

スウェーデン中部の街、エスキルストゥーナとストレングネースのゴミ回収センターでは、この10月から「その他の燃えるゴミ」という分類をなくした。 そしてこのカテゴリーを新しく「再利用できないもの」と名付け、同時にここには大きなゴミ袋になんでも詰め…

© Hiromi Blomberg 2023