swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

アメリカの混乱でスウェーデンが防衛監視力を強化

現在のアメリカの不安定な状況に対応して、スウェーデンはその防衛上の監視力を強化している。ダーゲンス・ニュヘテルによる取材に、ペーテル・フルトクヴィスト防衛大臣とミカエル・ビデーン国防軍最高司令官がその旨、回答している。 監視体制強化の背景と…

パンデミックで辛い摂食障害の子どもたち

コロナ禍の影響もあるのか? 今、摂食障害に悩む若い人たちが増え続けており、その状況も深刻化していることをSVTが伝えている。 ヨーテボリのサルグレンスカ大学病院では、摂食障害で治療をうける患者が増え続けている。ただし、これはコロナ禍で始まったわ…

客一人あたり10㎡の制限

1月8日の金曜日にスウェーデン議会で可決され、早くも昨日の1月10日の日曜日から施行された、いわゆるパンデミック法。パンデミック法 - swelog 12月にこの法律が検討されているときには「政府は3月の実施を目指している」となっていたが、感染状況の悪化を…

コロナ予算の見込みと実際

コロナ禍に際してスウェーデン政府が次々に決めていった失業手当や補助金などのコロナ特別予算の中でも、なかなか決まらなかったのが高リスクグループの人の給付金予算だった。 高リスクグループ がんの治療中であるか、ごく最近治療を終えた人心血管疾患、…

氷のサウナと増える寒冷浴愛好者

日本もスウェーデンも冷えてますね! こんな時こそ、熱いサウナで温まってから凍るような海にザブンとはいる寒冷浴場ことカルバアドヒュース(Kallbadhus)に行きたいけれど、私は去年の2月ヘルシンキのホテルでサウナにはいってから、その後はコロナでまっ…

中学生のリモート授業

一昨日、スウェーデンの基礎学校の授業のあり方になにか変化がでるかもしれないと書いたが、(今、小中学校を閉鎖するべきなのか? - swelog )結局スウェーデンでは昨日、中学校はリモート学習に切り替えてもよいという発表があり、それを実施するかどうか…

スウェーデンからみた日本の移民政策

「東京の30歳以下の住民の10人に一人がすでに外国生まれだ」というリード文に興味を引かれて読んだ、昨日ダーゲンス・ニュヘテルに掲載された日本の移民政策に関する記事。 記事の論調は、日本政府はまったく政治的な論争なしに移民をここまで拡大することに…

1月26日(火)『北欧トラベル オンラインTAUKO』で話します!

来る1月26日(火)、日本時間の20時から北欧専門の旅行会社「北欧トラベル」オンライン・ワークショップ『オンライン TAUKO Vol.8』で『スウェーデンの三百六十五歩のマーチ〜swelogのニュースから』と題してお話しさせていただきます。 TAUKO(タウコ)とは、…

今、小中学校を閉鎖するべきなのか?

新型コロナ科学フォーラムと名付けられた30名の研究者のグループが、来週から新学期が始まる小中学校をもう2週間から4週間程度閉鎖するよう求める提言を行っている。昨日、ダーゲンス・ニュヘテルがこの提言を掲載し、今朝のSVTのニュースサイトもこの記事…

物議を呼びすぎるデンマークの子ども番組、再び

デンマークの公共放送DRの驚きの子供向け番組を紹介してからまだ日が浅いけど、今日も再び物議を呼ぶDRの子供向け番組の話を。今回は世界一長いペニスを持った男性が主人公のアニメ番組だ。(以前紹介した番組はこちら。スッポンポンの大人がでテレビで教え…

コロナとファッション消費

スウェーデンの商業業界団体Svensk Handelの調べによると、2020年3月から10月にかけて衣類の販売は、前年比で17%減少、また靴類は同期比で30%減少した。スウェーデンのチェーンストアの一つIndiskaは、SVTのインタビューに答え、売上が20%減少したと話し…

一難去ったとしても難はいっぱいの2021

クリスマスと年始の休暇があけると、またコロナの次の波がやってくるだろう、と昨日は土曜日にも関わらず記者会見を開いた公衆衛生庁が警告する。11月あたりから始まった今回の感染拡大も落ち着きを見せないのに、また次の波とはどういうことだろう。 これは…

エリクソンのスクープに見る報道機関の開示要求の強さ

2021年元旦、ダーゲンス・ニュヘテルがスクープしたのは、郵便通信庁のファーウェイの5G技術からの締め出し決定に関して、エリクソンのCEOがスウェーデン政府にその措置を考え直すよう圧力をかけていた通信記録の詳細だ。 (ファーウェイ締め出しについては…

コロナと遺書と新年と

謹賀新年。 年明け早々「遺書」の話とは、ちょっとふさわしくないのかもしれないが、今日はこれまでの人生を振り返り、このから先の限りある時間、そして自分がいなくなった後に何を残したいのかを考えるのにもよい日なのかもしれない、と思ったので今年はこ…

© Hiromi Blomberg 2023