swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

「やっかいな、やっかいなウイルス」のその後

去年の春「やっかいな、やっかいなウイルス - swelog 」で書いた「回復しても若い人でも長期間リハビリテーションを必要とする人がいる状況は、患者と医療機関の双方にとってストレスフルな試練となる」というニュースで取り上げられていたマルクスさんが、…

フェイスブックは寄付プラットフォームとして活躍する

スウェーデンの非営利慈善団体にとって、寄付金集めにフェイスブックが果たす役割は大きい。このSNS上で、個人が希望する団体への寄付を呼びかけることができるようになってから、誕生日のプレゼントの代わりに寄付をしてほしいと呼びかける人が増えたからだ…

スポティファイの新技術で、CDプレイヤーを買う決心をする

「フェイスブックはスマホのマイク機能を使って、あなたが何を話題にしているかを常に盗聴(?)していて、それを広告アルゴリズムに使っている」という都市伝説をしばらく前にSVTの番組が検証していた(幸いなことに今のところ、その兆候はないし、フェイス…

極寒の電気トラック

昨日の朝書いた、2回のワクチン接種の後に感染したという話に関しては、私と同様に心配した人が多かったのか、その後複数の医師、専門家が「特に心配することではない」とコメントを出していた。その理由はなぜかを追記として書いておいたので、よければ読…

やはりワクチンへの過信は禁物? スウェーデンの心配な事例から。【追記】心配しなくてもいい、と専門家

【追記・1月29日】 昨日のこの報道で心配になった人は私だけではなかったようですが、その後、多くの医師や専門家が「ワクチン接種を受けても(最大限の効果がでるには1週間から2週間程度の時間もかかるので、その間に)感染することはある。ワクチンを打っ…

12歳も91歳も毎日やってる寒冷浴

私がマルメの寒冷浴場・カルバアドヒュースに通い始めた18年ほど前は、サウナ室にはスウェーデン語でスタミース(Stammis・常連さん)と呼ばれるおばあちゃんたちが2,3人寝転がっているという光景が主だった。 そのうちにロシア人と日本人だけ(私と私の友…

オンラインTAUKOへのご参加ありがとうございました!

昨日は北欧トラベルさんのオンラインTAUKOのイベントでした。 お忙しい中ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。 コロナ、マイナンバー、『スマホ脳』の話とお話したいことはつきませんでしたが、こうやって皆さんのお顔をみながらお話させ…

よくないコロナニュースばかりの朝

昨日の夜はスウェーデンのアカデミー賞である、映画の祭典グルドバッゲン賞の発表があったので映画の話でも書きたいところだが、昨日EUがスウェーデンを濃い赤色で色分けした嫌な感じの地図を見たので、今日もやはりコロナ関連のニュースを。 (Foto:SVT Gra…

「言行不一致で信頼は簡単に失墜する」、をスウェーデンでも

わたしたちのリーダーであるべき立場の人が、言ってることとやっていることが違うと信頼は簡単に失墜するということが、スウェーデンでも証明された。 このコロナ禍で他国とは異なる独自路線をとっていても、政府や行政に対するスウェーデン人の信頼は高いと…

Håll i, Håll ut! 今が踏ん張り時

この週末はスウェーデンの隣国とのコロナ関連ニュースが目立つ。 ノルウェーでは首都のオスロ周辺でコロナの変異種の感染が拡大中。ノルウェーは昨日から食料品店などを除き不要不急な商店の休業や集会の禁止を求めた厳格なロックダウンに入った。スウェーデ…

木の車

製造に利用される素材を再利用できるものに切り替える。スウェーデン政府は、これまでの化石燃料を木材などのバイオベースの原料に置き換えていくという国としての目標をまとめ、昨日記者会見で発表した。 スウェーデンは、循環経済の考え方を中心に添え、世…

2021年1月22日、今のスウェーデンのコロナ対策状況

昨日の木曜日、ロベーン首相を始めとした政府閣僚が朝の8時から(!)開いた記者会見で、コロナ対策に関するいくつかの変更が発表された。同日、公衆衛生庁は依然厳しい状況は続くが、ほんの少しだけ好転してきたようだと話している。 主な変更点と引き続き…

ベジタリアンで世界を狙う・スウェーデンオリンピック委員会の取り組み

オリンピックでメダルを狙うレベルのスポーツ選手が、ベジタリアンに食事内容を変えてから自身のパフォーマンスが上がった、というインタビューをニュースで見た。 へーそうなんだと思って少し調べたら、自身の行動が与える影響力を考えて気候危機の問題や動…

悪事は社会の隙間で起こる、でもその隙間はいつまであるのだろう?

スウェーデン語には、人は盗みを働こうと思っていなくても、盗めるスキがあったら盗みを働いてしまうのだ、という意味のことわざがある。 いつも言い得て妙だと思うのだが、スウェーデンでは日本人の私の感覚からするとこんなスキだらけの管理の仕方で大丈夫…

© Hiromi Blomberg 2023