swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

遠くの有機栽培より地元の野菜

今、スウェーデンのニュースはアフガニスタンのニュースに埋め尽くされていて、情勢が気になりますが、ここでは今日もスウェーデンのニュースを……。カブールからは、今もSVTとタブロイド紙のエキスプレッセンの記者が現地から報道を続けています。 ーーーー…

若者とワクチンと男らしさ

若者はコロナ感染を撒き散らすとの汚名を着せられ、さらにはワクチン接種にも興味がないなどと言われてきたが、実はスウェーデンでは若年層でもワクチン接種は着実に進んでいることをTT通信社が報じている。 全国平均で見ても、18歳から29歳までの新型コロナ…

女々しい発明 swelog weekend

今日配信のswelog weekendは「女々しい発明」 swelog.theletter.jp 『存在しない女たち』、『マチズモを削り取れ』などの素晴らしい本にうーん! と唸った方々にぜひご紹介したいスウェーデン発の良書を取り上げています。 優れたアイディアであっても「女々…

増える高齢者の借金

65歳以上の高齢者が抱える借金が増えている。2017年末には180億クローナ(約2300億円)だった65歳以上の人の債務はこの4年で20億クローナ増え、昨年末には200億クローナ(約2580億円)を超えた。 これは近年、いわゆる団塊の世代の人たちがどんどん定年退職…

自分で作る棺桶

プラスティックの棺桶に入りたくないと、自分で自分用の木の棺桶を作ったのは大工として働いてきた88歳のグンナー・ヨンソンさん。 近くの森から切り出された木材を材料として、子どもの頃から多くの家具を作ってきたグンナーさんは、コロナ禍でも木のテーブ…

リモート裁判

パンデミックの特別な間だけだと考えられていた、地方裁判所での審理に警察官や証人、また容疑者がビデオや電話で参加するというやり方はコロナ禍が去っても続きそうだ、とFalu地方裁判所からSVTがレポートしている。 現行法では、裁判所員と審理を行う裁判…

世界のロールモデルを目指す「中部スウェーデン・ハイドロジェン・ヴァレー」

一昨日は氷河が融解していく北極圏周辺で新規採掘を行うために、国営石油企業にノルウェー政府が補助金を出している話に触れたが、今日はスウェーデンのエネルギー庁から支援を受けている「ミッドスウェーデン・ハイドロジェン・ヴァレー」の話を。 スウェー…

戻る観光客

私も先週四日間ほどストックホルムにいて実感したが、ストックホルムに外国からの観光客が戻りつつあるとダーゲンス・ニュヘテル(DN)が伝えている。 2021年7月のストックホルムのホテルの稼働率は43%で、これは昨年同月の2倍にあたる。ストックホルムのホ…

グリーンランドの採掘しない石油、グレタとVOGUE

2018年に「食料自給率」の記事で始めたこのブログ、今日で3周年、4年めに入りました。いつも読んでくださっているみなさま、ありがとうございます。記念に今日も気候危機の話題を。 .................. 世界最大級の石油・天然ガスが埋蔵されているが、今後…

The Swedish Family -swelog weekend

今週もswelog weekend配信しています。 テーマ記事はスウェーデンで人気のユーチューバーチャネル The Swedish Familyについて。 その他には 広告なしの新聞の値段 戻りつつある日常 北欧水彩画美術館、という構成です。 日本ではオリンピックも終わり、スウ…

電動キックボードへの投資合戦を考える

ストックホルムに来ています。と、書かずにはいられない、電動キックボードの現状。 今朝ホテルで読んだスヴェンスカ・ダーグブラーデットには、ストックホルムで乱立する電動キックボード各社の生き残りをかけた投資合戦について書かれていた。 昨日の金曜…

森の黄金、クラウドベリーの暗雲立ち込める未来

今、心配されているのは、気候温暖化などにより受粉の手助けをするマルハナバチ(Humlor)の数や活動が減り、質の良いクラウドベリーが減っていく可能性。クラウドベリーがなくなってしまうことはないが、大きくみずみずしい実をつけることが難しくなるだと…

住宅街を守る警備員

パリでフランス語を勉強していた時のクラスメートにメキシコ人のマリアがいて、彼女は政府高官の娘だった。そのマリアが「私たちは柵のなかの住宅地で暮らしている」と話していたことを強烈に覚えている。治安が悪いので、彼女の家族が住む住宅地はぐるりと…

マイクロソフトのTeamsと個人情報

使用しているクラウドサービスのサーバーが物理的にアメリカにあると、スウェーデン人の個人情報がアメリカの諜報機関などの手に渡ってしまう可能性があるという問題で、コロナ禍ですっかり身近なサービスになったマイクロソフトのTeamsの使用をスウェーデン…

© Hiromi Blomberg 2023