swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

北欧通信 96 ソーラーエッグ・サウナ体験記

シェレフテオに行ってきましたよ! 今週のニュースレターは、こちらでの「ソーラーエッグ・サウナ」の体験記です。この記事は読者限定無しで公開していますので、興味のありそうな方にもぜひご紹介ください。 swelog.theletter.jp それにしてもこのソーラー…

子ども家族の「ホームレス」化が増えている

スウェーデンには、ホームレスの数についての実態調査統計はないそうだが、2017年に社会庁が発表した推計では、3万3000人以上が様々な形のホームレス状態にあるとされていた。 スウェーデンの「ホームレス」の定義には、又貸し住宅に住むなど正式な住居への…

PCOS

スウェーデンでは約5%の女性がPCOSと診断されています、と記事に書かれていたのだけれど、PCOSってなんだろう? 日本婦人科医会のホームページによると、PCOSとは以下の通り。 多嚢胞性卵巣症候群 (polycystic ovary syndrome : PCOS)とは、「両側の卵巣が…

水銀を含む蛍光灯の禁止で大幅な省エネを実現、なのだけど。

EUの決定で、スウェーデンでも大きな変化がでそうな話をもうひとつ。 欧州委員会は2022年3月、水銀を含む蛍光灯の段階的な使用禁止を決定した。これは環境とエネルギー政策の面でポジティブな決定だが、スウェーデンでは不動産所有者の多くがまだこの決定に…

ストックホルムで活況を取り戻しつつあるライブミュージック・シーン

過去10年で三分の一が姿を消したとの報道もあったストックホルム中心部のライブミュージック・シーンが、活況を取り戻しつつある。 今年は多くのライブハウスがオープンする予定で、さらには、この変化はストックホルムだけではなく、スウェーデン全国で見ら…

スウェーデンはEUで最低の経済成長予測を心配するべきなのか?

欧州委員会からの最新の発表によると、スウェーデンはEU加盟の27ヵ国のうちで最も経済の成長率が悪くなる見込みだ。2023年の国内総生産はマイナス0.8%との予想で、EU加盟国の中で唯一、マイナス成長になるとされた。 欧州委員会は、スウェーデンの各家庭に…

雪の減った未来に向けて準備するクロスカントリースキー大会

週末のニュースレターに続いて、もう少しだけ暖かい冬の話を。 今週からスウェーデン各地では順番に、子どもたちがウインタースポーツを楽しむためのスポーツ休暇に入るが(今週はヨーテボリを中心とした地方、来週は南部スウェーデン、その次がストックホル…

北欧通信 95 北の国から(とっても怖い)暖冬便り

今日もこちらは最高気温が8度くらいになりそうなのだとか。やっぱり暖冬傾向だなー。 私が自分の肌感覚で、なにかが徹底的に変わってしまったのではないかと感じたのは、スウェーデン各地で暑くなった2018年の夏だったが、この2022/2023年の冬も同じような感…

EUがファストファッション禁止法(?)を準備中

EUがファストファッションを終わらせるための新法を準備していて、これが導入されれば使い捨てが横行するファッション業界の慣行を是正するものになるかもしれない。 スウェーデン環境保護庁でテキスタイル問題を専門に担当するイヴォンヌ・アウグストソンさ…

H&Mの不振と、それがスウェーデン経済に与える影響

気候危機に配慮しながら手頃な価格のファッションを提供するというH&Mの戦略は、うまくいっていない。第二次世界大戦後、スウェーデンの地方都市の1軒の婦人服店から始まったH&Mの成功の歴史は、今難しい時代を迎えている。終焉に向かっているという人もいる…

新しい映画製作補助金制度に再度批判の声

すみません、このニュースに興味があるのは私くらいなのかもしれないけど、前に取り上げたニュースの続報ということでよろしく♡ その前の記事というのはこちらです。 swelog.miraioffice.com 上にリンクをあげた記事は、今年から実施されるこの補助金の大枠…

育児休暇取得のよくない傾向

日本の人から「スウェーデンはほとんどのお父さんが育児休暇を取得するんですよね、すごいですよね。100%ですか?」と聞かれることが時々あるのだけれど、すべての父親が2週間や1ヶ月程度育児休暇をとったところで、男女平等という点ではあまり意味はないし…

トルコ

地震国から来た身としては、トルコとシリアからの地震災害のニュースは他人事とは思えない。 知り合いのトルコ人のご家族は大丈夫なのかと、トルコの地理もよくわかっていないのに気になる。東日本大震災の時に、多くの人が(関西に住む)私の家族のことを気…

永住許可をめぐる移民相の新発言

移民担当大臣が、土曜日のラジオ番組ののインタビュー番で、すべての人の永住許可が取り消されるわけではない、と話していた。 swelog.miraioffice.com 正直に暮らし、スウェーデン語を習得して自活しようと試み、社会に溶け込もうと努力する人は何も心配す…

© Hiromi Blomberg 2023