swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

マリファナ使用を国にきちんと答える国民性

青少年の間での薬物使用が増えているスウェーデンだが、30歳から44歳のグループでもマリファナの使用率が急増中だ。スウェーデン公衆衛生庁が実施しているアンケート調査では近年この傾向がはっきりとしてきた。 公衆衛生庁は2004年から毎年健康に関する調査…

肉を減らしたスウェーデン人は何を食べているのか?

その答えの一つが、おそらく「キノコ」。 有機栽培のヒラタケを作っているフンギゴーデンでは2016年以降、需要がくんと伸びた。現在年間70トンのヒラタケを生産しているか、このままいけば近いうちにきのこ農場の拡張が必要だ。 ヒラタケは熱を加えてもボリ…

王様はイラついてゴミを自分で拾う

スウェーデン国王グスタフは自然の中でゴミが落ちているとイラついてよく自分で拾っていた、とヴィクトリア皇太子が話している。 昨日の9月21日、世界で一斉に開催されたワールドクリーンアップデー。スウェーデンではNGOの「スウェーデンをきれいに!(Hål…

徒歩と自転車の北欧の小都市が買い物客で賑わうには?

環境問題に対応した交通システムの展開をコミューンの目標として20年前に掲げたスウェーデンのルンド市。 自転車や歩行者、公共交通を中心に備えた政策の結果、最新統計では市街地の移動手段の43%が自転車、20%が徒歩となっている。車を所有していない世帯…

人生100年時代の輝ける職業?

65歳を過ぎても働き続ける先生が増えている。 小中高と基礎的な学校教育を提供しているのがコミューン(日本の市町村にあたる行政)だが、現在先生が不足している状況が続いており退職する年齢になっても引き続き働いてもらったり、退職していた先生にまた働…

意見の異なる見知らぬ他人と「対面で」話す

スウェーデンの公共放送SVTの新しい取り組みがおもしろい。まだテレビ番組になるかどうかも決まってないが、始まったプロジェクトはこうだ。 今スウェーデンを二分する社会トピックに関して自分とは意見の異なる人と「対面で」話してみよう、というのがその…

一石二鳥の食べ物トレンド

スウェーデンのレシピ本で最近の人気は「健康にも環境にもいい(そしてもちろんおいしい)」料理を紹介したもの。 私も『EAT GOOD(英語版は「The world changing cookbook」)』(世界をリードする環境学者ヨハン・ロックストローム監修)や、一連の『Food …

氷河の3分の1が溶ける時

スウェーデンで一番高い山ケブネカイセ山頂の氷河が溶け、標高の順位が変わってしまったというニュースを小耳にはさんだ人もいるかもしれない。 forbesjapan.com この100年間でスウェーデンの国土の氷河の3分の1は溶けてしまった、とストックホルム大学の…

こんなに暑くなったスウェーデンの夏

2015年7月の新聞より。この頃は30度に本当にびっくりしたのか写真をとってあった グレタ・トゥーンベリさんが出演したアメリカのテレビのトークショーでの発言が話題になっています。 The Daily Showにグレタさんが出演。これには多くの米国人が核心を突かれ…

意味のない署名

先週の木曜日に地域の公共交通局からメールが来た。9月14日からアプリ上でクレジットカードと連携した切符の購入がスムーズにいかないかもしれないでの、できるだけ前もってチケットを購入することをすすめると書いてある。 メールの背景は、この度EUで導入…

AIで中国に勝つためにスウェーデンの保育所は何をするのか? swelog weekend

保育所でのデジタルツールの使用を義務化 7月1日から施行された新学習指導要綱でスウェーデンの保育所でのデジタルツールの使用が義務化されたことで、幼い子供たちにタブレット端末を使わせることの是非を問う議論が再燃している。 スウェーデンでは保育所…

変わる電動キックボードをめぐる状況

スウェーデンで電動キックボードが出現したのはたった1年ほど前の2018年8月。 今、ストックホルムではスウェーデンのスタートアップであるVio、ドイツから来たLimeの他にも7社が参入してすごい状況になっている。 導入当初は一般の消費者向けの電動キック…

テレビにおける文学の居場所

スウェーデンの公共放送SVTの平日朝のニュース番組「モーロンステュディオン(Morgonstrudion)」はニュース、時の話題にまつわる多彩なゲストをスタジオに呼んでのインタビューなど盛りだくさんの内容で毎日朝6時から9時過ぎまで放送している。 毎週月曜…

スマホ中毒を自己批判する子どもたち。大人はどうする?

スウェーデンの国家メディア審議会は青少年のメディア接触状況に関する調査を2年毎に行っている。 昨日発表された最新の調査結果では、子どもたちはスマホを使いすぎている状況に自ら批判的であることがわかった。毎日スマホのアプリで費やしている時間をお…

© Hiromi Blomberg 2023