swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

「いつもの住宅問題」でなごむ朝

4月に、コロナの影響か大学などの高等教育で学びたい人が増えていると書いたが、昨日発表された数字ではその後めでたく入学や単科コースへの申込みが許可された人は30万人となったことがわかった。これは昨年と比べると10%増となる。 30万人が高等教育へ …

出会わない夏

一時は医療が崩壊する要因になるのではとの心配もあった、新型コロナで集中治療室で手当を受けている患者の数がスウェーデンで100人以下になったことがわかった(covid-19で治療を受ける人減少)。 4月末に比べるとその数は5分の1まで減っており、さらには…

レジ袋税でここまで変わったみんなの行動

時としてスウェーデンの政策変更は、その狙い通りというか、わかりやすいほどの国民の行動変容を引き起こす。お父さんしか使えない父親休暇制度の導入で、育児休暇をとる父親が増えたこともその一つ。 そしてこの5月から導入されたスーパーなどのレジ袋、シ…

難関の警官職、危険と給与はセットでね

警官が足りていないという話はこのブログでも何度か書いたけれど、実はなりたい人は増えているけれど、警官にはそんなに簡単になれないのだという背景にも言及した記事があったので紹介します。 現行の仕組みでは、警官への応募の受付は年間を通して行われて…

意外に低いスウェーデンのリモートワーク志向?

ダーゲンス・ニュヘテルが昨日発表した調査結果では、5人に一人がコロナ禍が落ち着いた後も今のリモートワークが増えている状態を続けたいと考えていることが明らかになった。 コロナの前の半年間でも、一週間のうち少なくとも半日は会社以外の場所からリモ…

コロナが加速する「お店消滅」

6月15日に久しぶりに街に出た時の写真。天気はいいけど閑散としてる。 スウェーデンの街中の「お店」はコロナ禍がやってくる前から、この先3万人の仕事が失くなる予想が発表されるなど、存続の危機にさらされていた。みんな外出を控えるようになり3ヶ月以…

キノコはいいけどマダニはね、の季節

まだ7月に入ったばかりだけど、森ではみんなが大好きなきのこ、アンズダケ(Kantareller)がもう顔をのぞかせているらしい。この夏は雨が少めだが、夏至前後の降雨により、今、白樺、とうひや松の林にいくと”カンタレッラ”を見つける確率が高くなっているそ…

「黄色い車」のニュースの理由

ドライブやバスでの遠足の途中、対向車の中から「滋賀ナンバー」の車や「スバル」を見つけてその数を競う遊びは誰でもやったことがあると思う(例がちょっと偏りすぎ? すみません…) スウェーデンの場合、その典型的なチャンレンジのパターンが「黄色い車を…

スウェーデンでもフェイスブック広告ボイコット

スウェーデンでも、国有鉄道企業のSJ、またオーツ麦ミルク製造販売のOatlyといった企業がフェイスブックへの広告を一時停止する流れが顕著になってきた。 増悪や暴力をあおる投稿を放置し、人種差別、ヘイトスピーチ、フェイクニュースの温床となりながら対…

誰にも祝ってもらえないエレスンド大橋20周年

本日、2020年7月1日、デンマークとスウェーデンの間に架かるエレスンド大橋が20周年を迎える。でもこのコロナ禍で、大したお祝いのセレモニーもない。 この2カ国間の開かれた国境、手軽で自由な行き来を象徴してきたエレスンド大橋は、2015年の欧州難民危機…

コロナPTSD

コロナに感染して回復した患者に、PTSD(心的外傷後ストレス障害)が強くあらわれる可能性に医師が警鐘を鳴らしている。PTSD(Post Traumatic Stress Disorder)とは強烈なショック体験や強い精神的ストレスが、その体験の後もトラウマとなって強い恐怖を感…

スウェーデンという国のイメージが形成される時

昨日、「相互監視と同調圧力に頼ったコロナ対策は危険」というタイトルで斎藤環さんという精神科医の方が話しているポッドキャストを聞いていたら、その中で「スウェーデンとかブラジルみたいに真面目に経済活動を抑えなかったところで広がっているみたいな…

海岸と空港での新しいコロナの習慣

明日の月曜日から、またいつものスウェーデンの夏(最高気温20度前後?)に戻りそうだし、私は飛行機にはこの先もかなり長い間乗るような気がしないけど、夏の海岸では何に気をつけるべきなのか、また飛行機に乗る時はどうふるまうべきなのかがまとめられて…

『移民』と過ごす夏休み

スウェーデンは、今、移民や難民を多く受け入れていることでも世界の中でもかなりユニークな国だと思うが、19世紀後半、20世紀初期に国民の5分の1近くもの多くの人たちがアメリカなどへ移民していった歴史がある、という点でもかなりユニークだと思う。 (…

© Hiromi Blomberg 2023