swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

CLOUD法と私の病歴といつものクラウドサービス

これまで複数の分散した医療データシステムを統合して運用することを決定したレギオン・スコーネ(スウェーデン南部スコーネ地方の医療を担当する行政単位)が、採用をしたのはアメリカCerner社の医療情報システム。 この医療情報統合プロジェクトは、来年の…

小荷物受け取りは国際展示場のドライブスルーで

宅配も増えてきたとはいえ、ネットで買った物はスーパーなどに併設されている郵便受取窓口に自分で取りに行くことがまだまだ主流のスウェーデン。ここ近年のピーク時期には窓口が受け取りを待つ荷物で溢れかえり大変なことになっていた。 小包の配達がパンク…

使われない、大金を掛けた「マルメ・サウンド」

今年の2月、マルメ市が485,000クローナ(約600万円)の大金をかけて「マルメ・サウンド」を制作したことがニュースになった。目的はマルメのアイディンディを高めるマーケティング活動に使用すること。作られた音はマルメを紹介する様々なプレゼンテーショ…

有名人と報道機関の名を語るビットコイン詐欺

ダーゲンス・ニュヘテルが国外の報道機関と共同して大掛かりなビットコイン詐欺の仕組みを紹介している。これによると詐欺はあまりにも大胆であったために引っかかってしまった人が多く出たようだ。報道によるとその手口はこうだ。 1.偽の広告 まずは有名…

ブラックフライデーはウィークへ、グリーンへ

スウェーデンのEコマース上の決済の約半分を取り扱うオンライン決済サービスのクラーナは、この月曜日から金曜日の一週間の取扱高が昨年比で41%増となったと発表した。背後にあるのは、もちろんブラック・フライデー。 今年はコロナの影響もあってか、金曜…

そこにいるスパイ

スウェーデンを標的にした外国からの産業スパイが増えている。特に中国とロシアから。 これは、木曜日にスウェーデン議会の防衛委員会と外務委員会が共同で開催した、防衛大臣とスウェーデン治安警察(Säpo)並びにMUSTと呼ばれるスウェーデンの諜報機関を招…

政府を監査

政府を批判するのは野党の役割かと思っていたら、スウェーデン議会には憲法委員会(KU: Riksdagens konstitutionsutskott)という監査機関があって、政府の実施した政策や振る舞いを監査し、それが憲法やその他の行政法に適合したものであるかに関する報告書…

高齢者向け施設の機能不全

非常事態であったことを考慮しても、コロナ禍のスウェーデンの高齢者向け施設で提供されていたサービスの質はひどいものであった。 これは、高齢者向け特別住宅やその他各種のサービスがコロナ禍でどのように機能していたかを医療福祉監査庁(IVO, Inspektio…

東京オリンピック、「フルの観客」のニュース

国内外で大変なことばかり起こっているので、スウェーデンでは日本に関するニュースはほとんどみかけないが、昨日は東京都の小池知事がフルの観客でのオリンピックは可能であると発言したことがニュースになっていた。 小池知事は「ベストなシナリオでは世界…

マジック・マッシュルームをうつ病治療に

カロリンスカ研究所とストックホルム広域圏医療は共同で、いわゆる”マジック・マッシュルーム”に含まれるサイケデリック成分であるシロシピンをうつ病の治療に使用する研究を開始する。 研究プロジェクトのカロリンスカ研究所サイドの責任者であるヨハン・ル…

飛行機に乗りたい

昨日は首相から国民へのお話があったり(「不要不急なこと以外はすべて取りやめ、キャンセルし、延期して」)、公衆衛生庁のカールソン長官が「ワクチンの副作用はないとは言いきれない」と話したり、またスウェーデンがOECDからコロナ対策に関する最低の成…

『スマホ脳』

三連休なのにスマホばっかりみてません? 最近のスウェーデン発の本では『ファクトフルネス』が日本でも大好評ですが、同じくスウェーデンで旋風を巻き起こした『スマホ脳』が新潮新書から発売されました! アンデシュ・ハンセン、久山葉子/訳 『スマホ脳』…

ストックホルムの右靴泥棒

目下ストックホルムのソーデルマルム地区を恐怖に陥れているのは(誇張ですw)、謎の右靴泥棒。ある日、ある時、あるヨガスタジオで始まった右側の靴だけが盗難にあうという奇妙な現象は、一度に15もの右靴だけが消えてしまった事件を含み、いまだに誰がなん…

閉まるスカンセン

129年の長きに渡り営業を続けてきたストックホルムの野外博物館スカンセンは、11月27日から営業を一時停止する。 毎年楽しみにしている人の多い有名なクリスマス・マーケットも開催されず、営業停止は今のところ春先ぐらいまで続く見込みだ。厳しくなった政…

© Hiromi Blomberg 2023