swelog 今日のスウェーデンのニュース

スウェーデンのルンドという街からブログを書いています。スウェーデンのニュースから生活のヒントになりそうなものを、毎日一つ選んで紹介しています

男の子の遊びと女の子の遊び

スウェーデンでは少し前から「男らしさ」の話が熱くなっている。いわく、いくら男女平等とはいっても、生物学的に男性の属性、女性の属性というものがあるだろう、という話。 子供についてよく言われるのも親が何もしなくても、男の子は自然と車のおもちゃで…

食品プラスティック包装との付き合い方

スウェーデン人は買った食料のおそよ3分の1を廃棄してしまっているという。 温暖化で環境への関心が高まりプラスティック包装された食品をどうするか再考する人も出てきているが、実はパッケージにプラスティックが使われているかどうかよりも、食品廃棄に…

育児休暇は父が取る

今日の日曜日はスウェーデンでは父の日。 最新の統計数字では両親合わせて取ることのできる育児休暇(子供一人につき480日)のうち29%を父親が取得している。 その中で、スウェーデン最北部にあるドロテア・コミューンでは父親の取る育児休暇の割合は実に37…

灰色の空と落ち込む女心

日本に来て1週間。今日新幹線からみた青空に映える富士山で、スウェーデンの灰色の季節を忘れてしまいそうだが、彼の国では日がかなり短くなったのに、クリスマスの飾り付けはまだ本格的に始まっていない今が、一年のうちで一番暗い季節。 ストックホルム大…

スウェーデンのトランジションな人たち

10年以上前にイギリスを発祥とする「トランジション(スウェーデン語はOmställning)」のネットワークがスウェーデンでも広がりつつあるようだ。 運動の中心にあるのは、これ以上環境問題を悪化させないため都会を離れ、化石エネルギー消費を極力抑えた自給自…

子供・老人ミックスで言語を守る

老人ホームで住む高齢者の毎日に刺激を与え、子どもたちには年配の人間と共に過ごす時間を提供するため高齢者住宅と保育園を併設させる試みは、今おそらく世界の先進国各地で行われているだろう。 スウェーデンの最北、フィンランドとの国境上にあるエベルト…

みんな元気になった?

お年寄りがみんな元気になってサービスを受ける必要がなくなったから? それとも提供側のコミューン(市町村)が、サービスを受けることができる人の基準を厳しくしたから? 双方の理由が考えられるものの、長年に渡り同じ水準であった高齢者向け各種サービ…

砂糖をどうする?

砂糖と炭酸飲料を校内から排除し、給食では肉を減らし野菜を増やす。さらに学校給食を健康的な食生活と環境問題に関して学ぶ機会として活用せよ。 この度5年ぶりに出された食品庁からの学校への助言だ。 今回、食品庁としては初めて、学校での食と関連して…

自転車ヘルメットのハムレット状態

つけるべきか、つけざるべきか? 帰省中の京都は自転車が多い街だが、ヘルメットをかぶっている人はほとんどいない。 自転車に乗る15歳以下の子供にはヘルメット着用が義務付けられており、全国平均で4割程度の大人もヘルメットを着用するスウェーデンで、興…

女性は年末までタダ働き

EU内での男女間の賃金格差は16%にもなり、丸一年男性と同様に働いても女性は昨日の11月3日分までしかお給料をもらえない計算なるとEU委員会が発表している。委員会は認知を高めるため、11月3日をイコールペイ・デーとした。 EU委員会の計算では12%の差異が…

子供のデジタル教育論争

スウェーデンでは、来年夏の新年度から保育園での教育用ツールとしてタブレット端末等のデジタル技術を導入することが義務化される。 ヨーテボリ大学の教育法研究機関が最近発表した論文では、デジタルツールは読書や昔ながらのゲームや遊びに比較すると子供…

教師に会わない学生

スウェーデンの社会学を学ぶ学生は、教師による授業を週にたったの6時間しか受けていない。これは自然科学や工学系の学生の新入生たちの15時間と比べて、半分以下の数字。 この度スウェーデン高等教育管轄機関 (Universitetskanslersämbetet) がまとめた結果…

木に吊るされたコート達

「寒かったらこれを着てください」というメッセージと共に、街路樹にコートなどの冬服が吊るされる現象がスウェーデンにもやってきた。 ブルガリアやトルコでは以前より、ホームレスの人にあげるために街路樹に着せられたコートが目立つようになったそう。そ…

フェイクニュースの見分け方を子供に教える

教育機関監査機関 (Skolinspektionen) が日本の中学校に相当する30の学校をランダムに調査を行い、多くの学校でネット上の情報の扱い方の教育が満足にできていないと指摘している。 ほとんどの学校では、サーチエンジンがどういう仕組みで情報を検索しユーザ…

愛する映画館のロゴとジングルが変わる時

スウェーデンの映画館の興行をほとんど一手に引き受けるSF (Sveriges Filmindustri)。そのロゴと映画が始まる前のジングル(♫バダバ、ババババー♪)は、知らない人はいないのではないかというくらい有名で、映画というとこの音楽が頭の中で響きわたる人も多…

オンライン診療の今

昨年、オンラインで医者にかかった人は診療を受けた人全体の1.6%で、その多くが大都会に住む若い世代。 さらには、これまで医者にはかかることなく家庭で様子をみながら安静にすることが治療法だと考えられていた風邪のような症状でもオンライン診療を受け…

タクシーを止める皇太子

半年間に渡りダーゲンズ・ニュヘテルが、ヴィクトリア皇太子に密着取材した内容をまとめた記事は、ニューヨークの街角で手を上げてタクシーを止めるヴィクトリアの写真がトップに使われている。 現在、国連のSGDs (持続可能な開発目標)のアドボケイトとして…

燃えない症候群

最近は「燃えつき症候群(Burn out)」や過労死の話ばかりの日本だが、私が働いていた時には「窓際族」はいた。今は役職定年という言葉をよく聞くが、窓際族はいまもいるのか?それとも今の日本はもっと世知辛い? スウェーデンで最近みかけるのが窓際族に限…

警察に通報される「お客様」

薬局の調剤員に「白人をだせ」、「この国で住みたいのなら被りものをとって、もっと同化しろ」などの暴言をはく客が特にこの2,3ヶ月で急増している。 大手薬局チェーンのアポテック・イェルタットだけでも、これまで15人の客を差別的行為で警察に通報する…

「家庭婦人」の甘い蜜

ダーゲンズ・ニュヘテルにこの週末掲載された「家庭婦人の甘い蜜」とでも訳せるタイトルの記事が論争を巻き起こしている。 www.dn.se 特に若い女性の間で、伝統的な女性の役割(家事をし、料理を作り、メイクに熱心で、”女性っぽい”話題を好む)に憧れる人が…

学校給食は社会の縮図

日本の給食への注目 少し前に、栄養士でスウェーデン全国の学校給食の課題に取り組んでいるアニカから、日本の学校給食について知りたいと連絡をもらった。 その時は忙しかったのと自分も門外漢であるということから、お茶を濁す程度の情報を渡すだけで終わ…

住宅ローン4%の壁

スウェーデン中央銀行の動きを受ける形で、年明けには上昇すると見られている住宅ローンに関する調査結果が発表された。 ストックホルム、ヨーテボリ、マルメの大都市に住む、持ち家や分譲マンションに住む1500世帯へのアンケートでは約5分の1、18%の世帯…

イケてなかった国境警備

国境警備に関しては、以前より警備員の教育不足により危険な人物を見抜けていない等の批判にさらされていた。 今回明るみにでたのは、スウェーデンの警察、沿岸警備団、移民庁や税関がまったくチームとして統制のとれた動きをとれていないと、EUから厳しい指…

「普通」に挑戦する5年生

昨日も小学5年生が話にでてきたが、今日も5年生の話。 「服装がちがってたり、言葉がなまっていたり、そんなことを少しも変なことでない」という考えを浸透させるために、フォーサという町の5年生達が始めたのは上着を前後ろに着るという行為。 みんな自…

理系女子を育てる

スウェーデンは技術大国で、輸出を含め経済の大きな部分を占めている。 にもかかわらず技術分野はまだまだ男性優位。小学5年生では技術に関心のある女子は86%にのぼるのに、中学生になるとたったの37%になってしまう。 女子は技術がどのように使われるか…

スポーツエリートの摂食障害を助ける

激しい練習でエネルギーを消耗するのに、成果を出すために体重を抑えることを優先し、拒食症に陥る若いエリートレベルのスポーツ選手が多いそう。知らなかった。 この度オスタースンドに、怪我から精神的な苦痛まで、様々なことで苦しんでいる若いスポーツエ…

スタートアップ・アメリカ大使

イーロン・マスクとペイパルを創業したケン・ハワリーが、次の在スウェーデン・アメリカ大使になりそうだ。 スウェーデンとアメリカはイノベーション、ハイテク、起業家育成等の様々な面で新しい世界を一緒に創っていこうという意欲の表れのよう。 ケン・ハ…

介護マネージャーはペアで働く

スウェーデンの老人看護などの福祉分野で働く現場のマネージャーはぎりぎりの状況で働いている。 労働環境庁が3年掛けて行った、全国86の市町村15の地方自治体の福祉分野で働く1300人の中間管理職を対象にした調査によると、対象の99%が改善の必要ありとさ…

投資家がわかってないゲーム業界の素晴らしさ

スウェーデンのゲーム業界は急激な成長に伴う痛みに襲われている。 ゲームビジネスは順調に伸びており、 大切な輸出製品に成長したにもかかわらず、業界は優れた人材を探すのに苦労しており、経験のない投資家たちは投資価値を見いだせていない。 この業界に…

#metooと女性トップ

去年、スウェーデンでは女性がトップの上場株式会社の数は65%増えた。 これまでも経営陣が男女平等であるほど業績がよい傾向が研究結果としてでていたので、それを反映させたという結果も考えられるものの、去年一年をとるとやはり#mettoの影響が大きかった…