swelog 今日のスウェーデンのニュース

多様化社会、環境、移民、働き方などの面での日本とは異なるアプローチがヒントになればと、 スウェーデンのテレビや新聞のニュースの中から、ささったトピックを毎日ひとつ選んで紹介しています。 週末は長めの読み物 swelog weekend スウェーデンのニュースメディアを取り巻く環境の変化にも注目しています。

インクルーシブな住民登録を考える行政

社会保険庁が公的機関の統計に男、女だけではなく三番目の性別での登録や集計を提案している。各種統計や登録を行う行政機関が、男女だけではなく他の選択肢が選べるような変更を行い、限定された現在の2つの選択肢では疎外されたように感じる人をなくすの…

スウェーデンで増える「窮屈な家」

スウェーデンの、特にストックホルムなどの都会では4世帯に1つは「窮屈な家」に住んでいる。 寝室を共にするカップルを除けば、家族のひとりひとりに自室があり、それに加えてみんなで使うリビングルームとキッチン。この基準を満たさない住居はスウェーデ…

ひと月で195億円すったスウェーデン人と予想以上の税収入

私企業にもスウェーデン市場でギャンブル事業を許可する形で今年頭から新しくなった賭博規制法。法改正のインパクトが数字としてあがってきた。(変更の主な点はこちらの記事でどうぞ) swelog.miraioffice.com ダーゲンス・ニュヘテルのまとめによると、法…

The Divisionがつくるマルメの輪郭

600 人が働くマルメのゲーム・スタジオ フランスのUbisoft傘下のマルメのスタジオ、Massive(マッシブ)が将来をかけた大作「The Division」を世にだしたのは2016年。先週の金曜日にはゲームの舞台を、ニューヨークからワシントンD.C.に移した続編「The Divi…

トレーニングも仕事の一部

従業員による雇用者評価アンケートで高得点をマークしたスコーネのフォーボー市では、職員はトレーニングの時間を就業時間とすることができる。 スウェーデンの職場では以前から、健康手当としてジムの会員費などを負担してくれるところがほとんど。そこから…

いじめに使われる匿名SNSアプリ

Ask.fm、Kik、Sarashah、そして最近はTellonym。匿名で使えることでいじめの温床となるSNSアプリが流行っては、次へ移っていく。 SNS上では面と向かってよりも簡単にきつい言葉のつぶてを投げることができるが、受けた方は対面以上に傷つくこともあるSNSの世…

リンゴからバイオ・プラスティック

これまでプラスティックが使われていたような包装材や使い捨てのマグカップを、リンゴのカスから作り、使用後は食べることもできる。そんな技術の研究がボロースの大学で行われている。 コーヒーを飲んだ後にデザートにもなるこのマグカップは、リンゴの甘さ…

車と会話するテクニック

信号のない横断歩道などで車が止まってくれるのかどうかを確認したい時、私達は運転手の顔をみて確認しようとしないだろうか?いわゆるアイコンタクトをとり、運転手の意思をくみとろうとする。 この先、車が自動運転化されるだろう未来で、歩行者と車、また…

無人運転トラックが公道へ

スウェーデン中部の都市ヨンショッピングでも、無人運転のトラックが間もなく公道を走り始める。 とはいっても、これはまだプロジェクト段階で、産業地区にある運送会社DBシェンカーの貨物ターミナルと倉庫の間を走ることのみが許可された形だ。監督者が常に…

「アップル税」を訴えるスポティファイ

スポティファイがアップルを欧州委員会の公正取引委員会へ訴えた。 スポティファイ創業者のダニエル・エクがその経緯を自身のブログに書いている。 アップルは、iOSとApp Storeを所有した上で、スポティファイと競合するサービスApple Musicも提供している立…

テレビ司会者と育児休暇

テレビ番組の司会として働くフリーランサーに、育児休暇を契機として契約更新をしないと迫られたと、公共放送SVTが批判を受けている。 SVTの人気のカルチャー番組「コブラ」の司会を勤めていたリナ・トムスゴードは、妊娠していて育児休暇をとるつもりだと伝…

職業性差をうちやぶるには中学生のバイトから

夏休み時期、多くの行政の職員も長い休みをとる状況のなか、市役所の職員にかわる簡単なアルバイトをする中学生、高校生は多い。 ストックホルムに近いウプサラ市では、今年の夏のアルバイトに応募した3000人の中学3年生に、意図的に今の職種による性差をう…

最先端のチップス工場

最先端のゆえんはポテトチップスのフライヤー。 スウェーデンのナチュラル系ポテトチップス大手、Svenska Lantshipsではフライヤーのオイルの加熱に使用するエネルギーを、これまでのガスからペレットの燃焼による水蒸気を使った加熱方式へと変え、化石燃料…

デジタル・ディシプリン swelog weekend

昨年、日本でも話題になった世界的ベストセラー『一流の頭脳』の著者の最新作「Skärmhjärnan(スクリーン脳)」がスウェーデンで発売されたので早速読んでみた。デジタルデバイスと脳との間で何がおこっているのか?私達大人への、さらに子供の将来への影響…

DNAで作る捜査への似顔絵

新しいDNA鑑定技術の未解決の殺人事件への使用が広がっている。 今、世界中で人気の個人向けDNA鑑定サービスを使って構築の進む世界統合家系図に照らし合わせるといったものや、採取されたDNAから似顔絵を作成するといった試みがそれにあたる。 残されたDNA…

ゆだねる評価

今日は国際女性デー。 世界でも男女平等が進んでいるとされるスウェーデンでも建設業界はまだまだ男性優位の業界だ。 そのスウェーデンの建築・建設業界を代表する大企業 Swecoのトップは実は女性。 28年間、社内の出生街道を登り続けてきオーサ・ベリマンだ…

3Dプリンターで作るライフルとバイアスロン

冬でもほとんど雪の降らない中途半端な北欧に住んでいるせいか、ウインタースポーツからは遠い毎日。今日からスウェーデンのエステルスンドでバイアスロンの世界選手権が行われるのにも、さっき気がついた。 バイアスロン、そうあの射撃とクロスカントリーが…

SNS上の差別を罪として裁く

サッカーが好きなら、去年のW杯ロシア大会のスウェーデン=ドイツ戦で起こったことを覚えている人もいるかもしれない。 スウェーデンチームのジミー・ドゥルマズのファウルによるドイツのフリーキックが決勝点につながり、ドゥルマズはSNS上で人種差別発言と…

マイケル・ジャクソンとドキュメンタリー放送責任者

スウェーデン公共放送SVTは、今夜と木曜日の2日(下記に訂正)に渡ってマイケル・ジャクソンの性的虐待疑惑を扱ったドキュメンタリー『リービング・ネバーランド』を放映する。 ドキュメンタリーはSVTのストーミングサイトSVT Playでも日曜日から視聴可能と…

高齢者と飲酒

高齢になると、アルコールの摂取量が少量であっても病気や事故につながる確率は高くなる。今回まとめられたのは、新しい研究によるものでなく、これまでに発表された数々のレポートから高齢者に限っての成果をまとめた、いわばキュレーション型のレポート。 …

サステインノルディック 持続可能な「北欧」を発信 swelog weekend

The Nordic Report #1 2015年に北欧からの持続可能な生産と消費の事例を世界に向けて発信する目的で始動したのは「サステインノルディック(SUSTAINORDIC)」プロジェクト。 プロジェクトは北欧閣僚理事会からの資金を受け、スウェーデンの建築デザインセンタ…

ヴァーサロペットと罪悪感

今年で95回めを迎えた90キロを駆け抜けるスウェーデンの国民的行事、ヴァーサロペット・クロスカントリー大会。 デンマークと戦おうとして一旦は逃げた王様の伝説が基になっているときいて、なんだかそれはとても大人なバランスで成り立っている行事なのでは…

中退していく高校生

高校に入学した生徒の四分の一が卒業を待たずに中退してしまう。 2年前に、わずか入学後5ヶ月で高校をやめてしまったヴィクトールは、学校側は彼のことを気にかけず、やめるといってもその理由も聞かれなかったと話す。今はカフェで働いたりしている彼は、…

日本の高齢受刑者のニュース

今朝、SVTのニュースサイトを見に行くと、1.ハノイでの米朝会談、2.個人情報のセキュリティのひどさ、3.電力会社の資本問題、の次は「刑務所に入りたいために罪を犯す日本の高齢者」のニュースだった。 1分ほどにまとめられたクリップでは、インタビュ…

警察とインフルエンサー

警察がインスタグラムでリクルートキャンペーン 年に2回警察官募集を行っている警察は、去年の秋初めて、インスタグラムのインフルエンサーを起用したキャンペーンを展開した。 ほどほどのフォロワー数の、ライフスタイルやトレーニング(!)のジャンルで…

スウェーデンで売れる発酵食品の本

昨年秋に出版された人気の本『キムチとコンブチャ (Kimuchi och Kombucha)』が研究者からの厳しい批判を受けている。 日本人には身近な発酵食品、腸内フローラ、腸内微生物などの考え方を紹介し、腸内環境の変化がうつ病や、アルツハイマーを改善するなどの…

ドリー・スタイル・フランチャイズ

日本から影響を受けたコンセプト・グループ ドリー・スタイルは小学生の女の子の間で人気の、日本のポップミージックカルチャーからインスパイヤされたコンセプト・グループ。 SVTで放映が始まったドキュメンタリーシリーズでは、ドリー・スタイルのコンセプ…

新聞・デジタル課金の次の難局は読み放題 swelog weekend

2018年3月にニューヨーク・タイムズとの提携を発表したスウェーデン最大の読者数を誇る日刊紙ダーゲンス・ニュヘテルも、痛みを伴いながら確実にデジタル化への移行を進めている。 2018年の決算では前年比で4200万クローナ (約5 億円) の利益が減ったが、そ…

デジタル出版と新聞の税率

スウェーデンの消費税はざっくりいうと通常25%、食料品は12%、本や新聞は6%である。 普段の生活では常に内税の価格表示なので、特に税率を意識することはない。だが、本や新聞などのデジタル版の税率は6%ではなく、長い間25%といういびつな形だった。 …

デンマークの工業リサイクル

カロンボー工業団地 デンマーク東部、スウェーデンに一番近いシェラン地区。その最北西部にあるカロンボー工業団地の取り組みが注目を集めており、世界中から見学者が後を絶たないそうだ。 カロンボーまではコペンハーゲンから電車で2時間くらいの距離。私…