swelog ここだけのスウェーデンのニュース

日本では概要程度しか報道されないスウェーデンのニュースについてのコメントや、他では読めない小粒だけど気になるニュースを毎日伝えています

暮らしの輪郭

パンデミック貯金、ビットコイン脱税

スウェーデンの中央統計局(SCB)によると、パンデミック下でスウェーデン人の貯蓄額は増えており、2021年の第1四半期は、1996年にこの統計が始まってからの過去最高額を記録した。発表は前年同時期の1270億クローナ(約1兆7000億円)から1630億クローナ(約…

weekend nr7. 「Colive」はスウェーデンの若者の住み方と賃貸市場を変えるか?

今週はスウェーデンの賃貸住宅に関してです。ぜひご一読ください nr7. 「Colive」はスウェーデンの若者の住み方と賃貸市場を変えるか? 今週のswelog weekendでは、スウェーデンの賃貸住宅市場の新風を紹介していますスウェーデンに引越してまずびっくりする…

株で大儲けできるとささやく消費者金融と若者の問題をもう一度

これまでにも何度かこの問題を取り上げたことがある、若者がお手軽ローンで借金をして株式市場で一攫千金を目指す問題をもう一度。 お手軽だがその後トラブル化する人も多いのが、日本ではカードローン。スウェーデンではSMSローン(ショートメッセージロー…

インフルエンサー、ユーチューバーと失業保険

失業してジャーナリスト失業保険組合から失業手当がもらえることがわかったオットー・エケヴィさんは、それを機会にYoutubeチャンネルを開設して、パルメ殺人事件に関する番組の投稿を始めた。 これまでの8ヶ月間を通して、送金アプリのSwishからの寄付やYo…

妊活アプリの個人情報漏えい

「妊活アプリの個人情報漏えい問題」のニュース表題を見て思い出したのは、少し前のLINEの個人情報取り扱いに関する一連の報道だったが、こちらのスウェーデンの妊活アプリ報道の内容はもっと具体的で深刻だった。 スウェーデンで人気のあるいくつかの妊活ア…

コロナが加速した高齢者のネットオークション ブーム

コロナ禍で会場でのオークション開催ができない今、オンライン・オークションサイトが絶好調だ。この成長を支えているのは、80代、90代の新しいネットオークションサイト利用者たち。 みんながよく利用するのはスウェーデン、そしてヨーロッパで人気のオンラ…

獣医への脅迫、嫌がらせ

スウェーデンのミット大学からこの度発表された研究結果では、ペットの飼い主からの 獣医への脅迫や嫌がらせの問題が深刻化していることがわかった。またペットの飼い主との接触に不安やストレスを感じている獣医の例が多く報告されている。 ペットの飼い主…

オンライン化で成功する断酒自助グループ

アルコール依存症に悩む人はスウェーデンでも多い。依存症から抜けるための自助グループの存在も日本よりは人々の生活に近いように感じている。 私はこちらに引っ越してきてまもなくヨガのクラスに申し込んだ時に、 その会場として使われたのが150年の歴史を…

頭の中身の個人情報は渡したくないスウェーデン人

昨日、配信した私の新ニュースレターswelog weekendの初号では「透明すぎる個人情報の扱いと社会の信頼」として、スウェーデンの個人情報サイト(!)での情報の扱われ方とその背後にある国としての立ち位置やそれに枠組みをあたえる法令について書いた。 今…

weekend・nr1 透明すぎる個人情報の扱いと社会の信頼

この週末から新しいニュースレター、swelog weekendが始まりました! これは、 スウェーデンのニュースを毎日伝えるブログ『swelog』の執筆者が、スウェーデンの「ニュースメディア・報道のあり方」「著作権ビジネス」と「新しい技術や思想、法令が私たちの…

イースターのお菓子を多方面から分析してみる

目下絶賛イースター休暇中のスウェーデン。今年はコロナで限られているが、イースターといえば子どもたちが近所の家々を「いたずらじゃなければ、菓子をくれ」と魔女の格好をしてまわり、お菓子を集めるのがいつもの習わい。(いつもステキなポストを楽しま…

スウェーデン人のメディアへの信頼度はパンデミック下で増加

今、スウェーデン人が一番心配しているのは組織的な犯罪集団で、スウェーデン人のメディアに対する信頼度はパンデミック下でも高いままで推移した。 これは、昨年も9月から12月にかけて22,500名から回答をえる形で行われた大規模な世論調査の結果だ。ヨーテ…

スウェーデンで昆布のセリ始まる

先週、スウェーデンの中でのよい海産物の集まることで有名なヨーテボリの魚市場で、市場史上始めて行われたのは、近辺で取れた「昆布(sockertång)」のセリ。この昆布は日本では樺太昆布と呼ばれる種類の昆布で、これまでもロシアでは生をそのままサラダとし…

危機にはスカウト! でも日本ではスカウトが危機なのか?

活動が野外である点や、危機に際して自分で問題解決をする能力を高める側面、またはパンデミック禍でもグループの連帯を感じることのできるそのありようが人々にアピールしたのか、スウェーデンでスカウト活動をする人が増えている。 参加者の増加は、大都市…

学習用ローファイ・ビートでは、学習できない

スタジオジブリの『耳をすませば』のワンシーンように、女の子がヘッドホンで音楽を聴きながら勉強する動画を背景に、ローファイ・ビートまたはローファイ・ヒップホップと呼ばれるいわゆる作業用BGMを24時間延々流し続けるYoutubeチャンネルが人気だ。 しか…

オーロラ予報

オーロラを見にスウェーデンに来るなら2025年? オーロラが見えるのか、見えないのかを短期で予想するのは、天気予報よりもずっと難しいが、長期的な見通しは太陽の黒点の活動と結びついているのでそれよりは簡単。この11年周期で巡っている黒点の活動状況は…

勝手に殺さないで

「ご遺族の方へ・彼女が亡くなられた後も続けて年金を払いすぎてしまったので、返金してください」。そんな手紙を年金庁から受け取ったグッドルンさんは驚いた。だって自分はまだ生きているから。 ソレフテオに住むグッドルン・ヴェストマンさんはシステム上…

実感する不動産バブル

昨日はちょっと普通じゃないことが2つ起こったのでそれについて書きます。 ひとつ目は、夜8時から自然動物番組を地上波でみていたら、突然番組が中断され殺人未遂からテロに指定が変更されたヴェートランダ(Vetlanda)の痛ましい事件についての警察の記者…

セムラ外交

コンゴからコロンビア、そして日本でも。昨日のいわゆるセムラの日、世界各地のスウェーデン大使館は「セムラ外交」を繰り広げた。 スウェーデン大使館 on Twitter: "今日は「懺悔の火曜日(Fettisdag)」と言うことで、セムラの日! エキゾチックな外見で、季…

キャッシュレスでニセ札を見分ける知識と能力をなくす

昨日、久しぶりにスーパーで大きなカートを借りようとして、コインを持っていないことに気づく。大きなカートはカート置き場に繋がれている鍵を10クローナや5クローナのコインで開けて使い、またもとの場所に戻すとコインが帰ってくるという仕組みだ。 コイ…

寒い日には電気を使うな

ここのところとても冷えていて、今、土曜の朝6時のルンドの気温はマイナス10度。でも天気がよくて風もなく、気持ちのいい日が続いてる。しかし、ここまで寒いと電気料金が大変なことになる。 通常1メガワットあたり30ユーロの電気料金は、昨日の朝のピーク時…

フェイスブックは寄付プラットフォームとして活躍する

スウェーデンの非営利慈善団体にとって、寄付金集めにフェイスブックが果たす役割は大きい。このSNS上で、個人が希望する団体への寄付を呼びかけることができるようになってから、誕生日のプレゼントの代わりに寄付をしてほしいと呼びかける人が増えたからだ…

悪事は社会の隙間で起こる、でもその隙間はいつまであるのだろう?

スウェーデン語には、人は盗みを働こうと思っていなくても、盗めるスキがあったら盗みを働いてしまうのだ、という意味のことわざがある。 いつも言い得て妙だと思うのだが、スウェーデンでは日本人の私の感覚からするとこんなスキだらけの管理の仕方で大丈夫…

全国一斉氷の日、凍るシャボン玉

日本でもスウェーデンでも天気予報上で熱帯夜が定義されているように、スウェーデンの気象庁では「氷の日(isdygn)」という定義がある。これは一昼夜を通して気温が0度を超えない日のことで、一昼夜は19時から(夏時間中は20時から)翌日の19時までの24時間で…

パンデミックで辛い摂食障害の子どもたち

コロナ禍の影響もあるのか? 今、摂食障害に悩む若い人たちが増え続けており、その状況も深刻化していることをSVTが伝えている。 ヨーテボリのサルグレンスカ大学病院では、摂食障害で治療をうける患者が増え続けている。ただし、これはコロナ禍で始まったわ…

氷のサウナと増える寒冷浴愛好者

日本もスウェーデンも冷えてますね! こんな時こそ、熱いサウナで温まってから凍るような海にザブンとはいる寒冷浴場ことカルバアドヒュース(Kallbadhus)に行きたいけれど、私は去年の2月ヘルシンキのホテルでサウナにはいってから、その後はコロナでまっ…

コロナと遺書と新年と

謹賀新年。 年明け早々「遺書」の話とは、ちょっとふさわしくないのかもしれないが、今日はこれまでの人生を振り返り、このから先の限りある時間、そして自分がいなくなった後に何を残したいのかを考えるのにもよい日なのかもしれない、と思ったので今年はこ…

やめる系より始める系誓いで迎える新年

クリスマス休暇に入った後も、スウェーデン各地の新型コロナウイルスの感染状況は悪化する一方で、ヨーテボリ広域、ストックホルム、イェブレボリ、スコーネ各地方に続いて昨日はウプサラでも医療の非常事態体制が引かれた。これにより医療従事者の勤務時間…

ワクチンとバーゲンとアジア人差別

普段はわりとすんなり取り上げるニュースをひとつだけ選べるのだけれど、今日はこの3つからどれにしようか悩んでしまったので、3つを並べて書くことにします。タイトルでは一緒にしてしまったが、3つのニュースの間に特に関連はありません。 ワクチン 昨…

今年やってこなかったもの?

今年はコロナで外国旅行の機会がほとんどなくなり、またやってくる人もそれほどいなかったせいなのかどうなのか、スウェーデンでトコジラミ、いわゆる南京虫の駆除依頼件数が減っている。 スウェーデンの害虫駆除大手のAnticimex社への2020年の南京虫の駆除…

© Hiromi Blomberg 2021