swelog 今日のスウェーデンのニュース

多様化社会、環境、移民、働き方などスウェーデンのちょっと違った「ほんまかいな!」なニュースから、毎日ひとつ選んで紹介しています

暮らしの輪郭

お手軽すぎる自己破産

スウェーデンのクロノフォグデン(Kronofogden・国家執行機関)への、いわゆる「自己破産」申請が若者の間で激増している。 (クロノフォグデンって何? とい方はこちらの記事もどうぞ。ビック・ブラザーな「王様の執行官」ー 行政アウトソースで粗利を稼ぐ…

食料自給率 その2

2018年の8月に始めたこのブログの最初の投稿は「食料自給率」についてだった。 とても暑い夏で、気候が明らかにおかしくなっているのではないかと身を持って感じ始め、9月に控えていた4年に一度の選挙を前にスウェーデン環境党が食料自給率を高める視野を持…

警官と動画とSNS - ストックホルムの場合

アメリカでの警官のひどい暴力を撮影した動画がSNSで拡散し続けられているが、昨日ストックホルムでは「ツイッター警官」が動画撮影に関して怒りと悲しみをこめたツイートをして、話題を集めた。 (「ツイッター警官」に関しては以下の記事を参照ください) …

お店が恋しい

スウェーデンの大手銀行SEBによると、スウェーデン人のカードでの購入はコロナ危機の状況下で25%〜30%程度減少している。この国がキャッシュレスであることを考えると、これはほぼ消費全体の数字としてみてもいいのかもしれない。 消費の落ち込みは、経済…

2ヶ月経った今、ここが踏ん張り時

WHO(世界保健機関)が新型コロナウイルスのパンデミック宣言をして2ヶ月。 このブログでも、3月15日に「先週、公衆衛生庁が『スウェーデンで感染拡大のリスクはとても高い』と発表したあたりから、人々の行動が少し変化してきた」と書いている。そして2ヶ…

コロナの中の1トンの鶏糞

私の暮らすスウェーデン南部の街ルンドは、中世の面影が残る美しい大学都市だ。 この小さな街が世界の人々の記憶に残るなら、12世紀に建てられた威厳ある大聖堂や街中の瀟洒な石畳であったり、緑あふれるキャンパスのルンド大学の優れた学術研究だったり、世…

スウェーデン人の行動はどう変わったかと、今夜もやってくる変な夢

「スウェーデン人は普段通りの生活を続けているというのは、作られた神話にすぎません。(中略)多くの人は外出を自粛して、移動を減らしています。経済は縮小しているし、この先失業者の数は劇的に増加すると見られています。スウェーデンは完全封鎖こそ行…

コロナの時代のオンラインカジノとアダルト業界

世界中で多くの人が家に留まる生活を送っているので、オンラインゲーム業界が活況を表していることは想像に難くないが、スウェーデンではオンラインカジノとアダルトグッズも売上を伸ばしている。 オンラインカジノのあの手この手に、様々な規制を出すことで…

遠くて近い、コロナの中の親密な時間

スウェーデンでは今朝(というか真夜中?)2時からの放送となった『One World: Together at home』。 レディー・ガガの呼びかけで、WHO(世界保健機関)とGlobal Citizenが世界中のコロナ最前線で働く医療従事者を称える目的で実施されたこのヴァーチャルコ…

電話して手紙を書く

少し前からアパートのちょっと年配のお隣さんのために食料品の買物にいっている。 昨日は遅めの時間のほうが空いてるかな? と混み合う夕方は避けて、夜の8時すぎに駅前のスーパーに行ってみたが、学生の多いルンドはこの時間でも若い買い物客で結構混んで…

休日、そして「異常な日常」に備える

昨日の朝、ブログを書いてからは少し新型コロナウイルスのニュースからは離れようと思い、コテンラジオを聴きながら掃除をしたり、料理をしたり、散歩したりして過ごした。 もう一つやったことは、今、別々の用途で使っている2台のMacをきちんと横に並べて…

警察の優先順位

昨日の記事で、増え続ける感染者と病欠で減り続ける医療従事者の話を書いた。 夜のニュースでは集中治療室で対応にあたっている看護師が出演して「(人も医療器具も足りないような状態では)誰を優先して対応するかを選ばないといけない」という話をしていた…

国家主席疫学官と誰を信頼するか問題

ここ数日、国家主席疫学官(Statsepidemiolog)という肩書をもつアンデシュ・テグネルの顔ばかりみて過ごしている。 普段からそうなのか今の緊急時だからそうなのかは知らないが、国家の危機に際した記者会見に、ポロシャツとくたびれたセーターに色パンとい…

新型コロナは長期戦へ

朝早く起きてニュースサイトをチェックして、興味をひいたニュースをブログに書く。一年半くらい楽しくやってきたこの朝の習慣が最近ちょっとつらい。 新型コロナウイルスの感染者数が一晩ですごく増えていたり、ここ2,3日は周辺国の国境が急に閉鎖されたり…

スウェーデンの「寒冷浴場」巡り swelog weekend

冷たい水 1999年夏のスウェーデンはいい天気に恵まれ、じっとしていると汗ばむほど。その勢いで誘われるままこの国で初めて行った海水浴で、私は北欧の底力(?)を知ることになった。スウェーデンの海は夏でも冷たい。 太陽が白い砂浜に惜しみなく降り注ぎ…

新型コロナ詐欺

新型コロナウイルスで不安な日々を送る人の心理を逆手にとった詐欺や嘘の情報は増え続ける一方。今、スウェーデンで出回っている詐欺には主に以下の3つだ。くれぐれもご注意を。 1.カロリンスカ研究所・ビットコイン詐欺 今回の感染症への対応をもっと迅…

ジムのお掃除

昨日参加したヨガのレッスンで、いつものように先生が少し体の補正をしてくれたのだけれど、感染症が広がっている今の状況下ではそんな何気ない行為もなんとなく気になってしまう…… 私と同様、そんなことがちょっと気になる人たちに、今スウェーデンではジム…

旅先から戻れない

先日、日本から姉夫婦がこちらに遊びにきてくれていたのだが、彼女たちがコペンハーゲンのカストロップ空港に到着する前日に、新型コロナウイルスで空港が一時閉鎖される騒ぎが起きた。 この時は結局ウイルスは検出されず空港閉鎖はすぐ解除され、姉夫婦はス…

警官の監視カメラ着用で増える犯罪、減る犯罪

1年ほど前、ストックホルム交通局が検札員への暴力行為を防ぐため検札員のライブカメラ着用を始めたニュースを紹介したことがある。 swelog.miraioffice.com 今日のニュースは、そのライブカメラの警官版の話だ。 警官がカメラを着用して任務にあたる場合、…

「スワッティング」がやってきた

北米を中心として世間を騒がせている悪質ないたずら、「スワッティング」がスウェーデンにもやってきた。現在のところ、スウェーデンでスワッティングの標的になっているのは女性ゲーマー。 「スワッティング」とは、SWAT部隊の出動が必要となるような緊急事…

スポーツ休暇始まりの物語

今日は、人生の危機には役にたちそうにないトリビアな知識をどうぞ。 今週から始まったスウェーデンのスポーツ休暇。スコーネでは来週、その次の週はストックホルムあたりと、スウェーデンを1週間ずつ横断しながら子どもたちが冬のスポーツを楽しむためとい…

大都市から離れる高学歴

ストックホルムへ転入する人よりも転出する人が多い、という傾向がはっきりしてきた。 広域ストックホルムに転入する人は長らく転出者よりも多かったが、2018年にその数字が反転。2019年もその傾向が強まっていることが中央統計局の数字から読み取れる。(た…

男性諸君のオールイン

2020年の年明けから早くも6週間たったが、新年に「体を作る」ことを誓ったダーゲンズ・ニュヘテルの記者(男性)がボディビルディングにどんどんはまっていく自分の「オールイン(All in)」な状況を、自分で理解するために書いたコラムがおもしろかった。 …

スウェーデンの四季

2020年代幕開けの月、この1月は例年よりもかなり暖かく雪の少ない月で、スウェーデン中部のオスカーシュハムンでは1月15日に夏日を記録した。 へっ?、いくら暖かいといっても夏日とは? とニュースを読み直したらスウェーデン気象庁の「夏日」の定義が私の…

男性の不妊手術が増えている理由

統計資料がはっきりしていているスウェーデンにいると、社会で起きていることが時々思いもせぬ数字に現れてきて「ほんまかいな!」と驚くわけだが、今朝もこのニュースの見出しを見て「へえー」となった。 社会庁の統計によると、不妊手術(パイプカット)を…

セカンドハンドのリサイクル品が売れない

スウェーデンで人気の「セカンドハンド」と呼ばれるリサイクル用品点。 昨年のこんまりメソッド旋風の影響もあってか、持ち込まれる不用品の数は減らないが、セカンドハンドショップでの買い物客が減っている。これはウメオのいくつかのセカンドハンド店での…

取り壊し住宅の部品再利用

夫が入っている建築家組合の会員向け雑誌の最新号で日本の空き家問題が取り上げられていた。北海道の夕張の写真とともに紹介されていたのは、空き家に残された家具や家電製品から出続ける有害物質やプラスティックなどの問題。 記事によると、現在850万軒ほ…

キャッシュレス時代の子どものスマホを狙う強盗

子どものスマホを狙った強盗が増えている。 ルンドの市立公園で3人でポケモンGOで遊んでいた10歳の男の子の一人が、マスクで顔を隠した若者にスマホを盗られ、テレビの取材に応じていた。スウェーデン国家犯罪防止委員会Brå(Brottsförebyggande)の調べで…

ネットフリックス詐欺メール

目下、ネットフリックスからのメールに見せかけた詐欺メールが出回っている。 とても巧妙によく作られたこの詐欺メールは、支払い方法に関する情報をアップデートを依頼し、カード番号を入力するためのサイトに誘導してあなたのクレジットカード番号を盗み取…

個人や私企業が監視カメラでできること

木曜日に、ダニエル・クレイグがノリノリで主役をはっている最高に楽しい映画『ナイブス・アウト』を観にいったら、映画の中で監視カメラが印象的な使われ方ででてきた。 昨夜、大きなうちで一人で住んでいる義母宅で一緒にとった夕食の席では、最近増えてい…