swelog 今日のスウェーデンのニュース

多様化社会、環境、移民、働き方などスウェーデンのちょっと違った「ほんまかいな!」なニュースから、毎日ひとつ選んで紹介しています

暮らしの輪郭

警官の監視カメラ着用で増える犯罪、減る犯罪

1年ほど前、ストックホルム交通局が検札員への暴力行為を防ぐため検札員のライブカメラ着用を始めたニュースを紹介したことがある。 swelog.miraioffice.com 今日のニュースは、そのライブカメラの警官版の話だ。 警官がカメラを着用して任務にあたる場合、…

「スワッティング」がやってきた

北米を中心として世間を騒がせている悪質ないたずら、「スワッティング」がスウェーデンにもやってきた。現在のところ、スウェーデンでスワッティングの標的になっているのは女性ゲーマー。 「スワッティング」とは、SWAT部隊の出動が必要となるような緊急事…

スポーツ休暇始まりの物語

今日は、人生の危機には役にたちそうにないトリビアな知識をどうぞ。 今週から始まったスウェーデンのスポーツ休暇。スコーネでは来週、その次の週はストックホルムあたりと、スウェーデンを1週間ずつ横断しながら子どもたちが冬のスポーツを楽しむためとい…

大都市から離れる高学歴

ストックホルムへ転入する人よりも転出する人が多い、という傾向がはっきりしてきた。 広域ストックホルムに転入する人は長らく転出者よりも多かったが、2018年にその数字が反転。2019年もその傾向が強まっていることが中央統計局の数字から読み取れる。(た…

男性諸君のオールイン

2020年の年明けから早くも6週間たったが、新年に「体を作る」ことを誓ったダーゲンズ・ニュヘテルの記者(男性)がボディビルディングにどんどんはまっていく自分の「オールイン(All in)」な状況を、自分で理解するために書いたコラムがおもしろかった。 …

スウェーデンの四季

2020年代幕開けの月、この1月は例年よりもかなり暖かく雪の少ない月で、スウェーデン中部のオスカーシュハムンでは1月15日に夏日を記録した。 へっ?、いくら暖かいといっても夏日とは? とニュースを読み直したらスウェーデン気象庁の「夏日」の定義が私の…

男性の不妊手術が増えている理由

統計資料がはっきりしていているスウェーデンにいると、社会で起きていることが時々思いもせぬ数字に現れてきて「ほんまかいな!」と驚くわけだが、今朝もこのニュースの見出しを見て「へえー」となった。 社会庁の統計によると、不妊手術(パイプカット)を…

セカンドハンドのリサイクル品が売れない

スウェーデンで人気の「セカンドハンド」と呼ばれるリサイクル用品点。 昨年のこんまりメソッド旋風の影響もあってか、持ち込まれる不用品の数は減らないが、セカンドハンドショップでの買い物客が減っている。これはウメオのいくつかのセカンドハンド店での…

取り壊し住宅の部品再利用

夫が入っている建築家組合の会員向け雑誌の最新号で日本の空き家問題が取り上げられていた。北海道の夕張の写真とともに紹介されていたのは、空き家に残された家具や家電製品から出続ける有害物質やプラスティックなどの問題。 記事によると、現在850万軒ほ…

キャッシュレス時代の子どものスマホを狙う強盗

子どものスマホを狙った強盗が増えている。 ルンドの市立公園で3人でポケモンGOで遊んでいた10歳の男の子の一人が、マスクで顔を隠した若者にスマホを盗られ、テレビの取材に応じていた。スウェーデン国家犯罪防止委員会Brå(Brottsförebyggande)の調べで…

ネットフリックス詐欺メール

目下、ネットフリックスからのメールに見せかけた詐欺メールが出回っている。 とても巧妙によく作られたこの詐欺メールは、支払い方法に関する情報をアップデートを依頼し、カード番号を入力するためのサイトに誘導してあなたのクレジットカード番号を盗み取…

個人や私企業が監視カメラでできること

木曜日に、ダニエル・クレイグがノリノリで主役をはっている最高に楽しい映画『ナイブス・アウト』を観にいったら、映画の中で監視カメラが印象的な使われ方ででてきた。 昨夜、大きなうちで一人で住んでいる義母宅で一緒にとった夕食の席では、最近増えてい…

スウェーデンの空き家(問題)

日本には全国で800万軒もの空き家があると知った時には目を疑ったが、実家のある京都の街なかにも空き家があるような状態をみればその数字の高さもなんとなく理解できる。 それにくらべてスウェーデンでは、田舎に誰も使ってなさそうな家を時々みかける程度…

SNSで金を乞う

経済的に厳しい状況にある人たちが、SNS上で見知らぬ人たちにお金の援助を乞うことのできるバーチャル・グループが増え続けている。 「福祉が充実している」はずのスウェーデンでも、行政から生活保護を受けるには、その前に自己の所有物を手放す必要がある…

アナログな新年の誓い

新年の誓い立てましたか? 去年読んだ本『デジタル・ミニマリスト』の著者、カル・ニューポートの元旦のニュースレターが" The Analog Janurary Challenge"というタイトルで、この1月は以下の5つのアナログ・チャンレンジをやってみよう!というものでした…

増える人口、減る人口。2020年、あなたはどこに住む?

私は毎回新しいエピソードを楽しみに聞いているポッドキャストがあって、それは「こんにちは未来」という名前だ。 こんにちは未来 〜テックはいいから 佐久間 裕美子 + 若林 恵 個人ジャーナル ¥0 podcasts.apple.com ”NY在住のジャーナリスト 佐久間裕美子…

スウェーデンの誰も知らない新語大賞

ちょうど去年の今頃、スウェーデンの新語大賞をこのブログで扱った時は「流行らない新語大賞」とタイトルをつけた。その後、新語リストの中から「Flygskam(飛び恥)」は日本のニュースでも紹介される単語に育った。 swelog.miraioffice.com 今年も発表され…

「燃えるゴミ」をやめて再利用40%アップ

スウェーデン中部の街、エスキルストゥーナとストレングネースのゴミ回収センターでは、この10月から「その他の燃えるゴミ」という分類をなくした。 そしてこのカテゴリーを新しく「再利用できないもの」と名付け、同時にここには大きなゴミ袋になんでも詰め…

危機に備えるクリスマス

日本のお正月と同様、スウェーデンのクリスマスは普段は離れて暮らしている家族とも一緒に集まってゆっくりと食事をしたり、帰省した故郷で昔の友人とあったりそんないつもとは違った時間を楽しめる時。 スウェーデンでお祝いのメインの日であるクリスマス・…

友達のできない国の100万人の孤独

こちらのクリスマスや日本のお正月のような時期には、好むと好まずに関わらず一人で過ごすことになった人は「孤独」という言葉を頭に思い浮かべずにはいられないだろう。 特に自ら望まない「孤独」の心身への悪影響は、様々な研究結果から明らかだそうで孤独…

こんまり、デジミニ、寒中苦行。気候危機とストイシズム

スウェーデンで2018年末に出版された『Kalla Bad(冷浴)』 今日は第四アドベントで冬至。 クリスマスを目前にしてダーゲンズ・ニュヘテルが掲載した長い読み物記事は「ストイズムと、その気候危機に対する淡い期待」だ。 記事はオランダ人の「現代のアイス…

子どもたちの「月曜空腹症候群」

学校給食の関係者たちの実感レベルの話だけれど、スウェーデンの子どもたちは学校給食を月曜日にとてもよく食べるそうだ。 今年の1月にこの「月曜空腹症候群」がニュースになっていた時には「ではなぜ月曜日にはよく食べるのか?」が今後解明されるとなって…

下水でわかるストックホルムの麻薬天国度

画像・SVT Grafik 出回っているのは圧倒的にマリファナだけど、アンフェタミン使用度はヨーロッパ一 ストックホルムはアンフェタミン天国。 今年の10月、ストックホルムの85万人から出る下水を分析したところ、同様のテストを2011年から実施している他のヨー…

結婚式と現金と国税庁

先日書いた「欲しいクリスマスプレゼント」で「現金」が3位にランクインしていてびっくりしたけれど、お年玉から結婚式のお祝いまで現金をプレゼントする習慣の日本人以外にも、きっと他の現金を贈る文化からの人たちがスウェーデンでも増えてきたのだろう…

スウェーデンの人生相談

ラジオの深夜放送っていうコンセプト自体、最近の若い人にはわからないかもしれないけれど、そこで人気の”パーソナリティー”(ってすごい日本語ですね、いまさらながら)たちがリスナーからのいろいろな人生相談に答えていた。昔はいろんな雑誌でも「人生相…

クリスマスには本をくれ!

スウェーデンの若者たちが今年のクリスマスプレゼントに一番欲しいものは「本」! ちょっとびっくりして久しぶりに「ほんまかいな!」と声にだしてしまったが、これはどうやら本当だ。 スウェーデンの価格比較サイトPricerunnerが調査会社のKantar SIFOと実…

1人でスマホ見てないで、みんなでクリスマスクッキーハウスを作ろう!

今、ストックホルムにある国立の建築デザインセンターArkDesでは、全国から集まった202のクッキーハウスが展示されている。今年のテーマは「ホット(英語のhot、スウェーデン語のhet)」ということで「熱い」クッキーハウスが並ぶ。 パリのノートルダム寺院の…

国営酒屋はなぜ「超低価格ビール」を売り始めるのか?

スウェーデンの国営酒類販売公社であるシステムボラーゲット(Systembolaget。略して”システーメット”。システーメット、なにそれ? という人はこのあたりのブログ記事はいかがでしょうか) simple-rich.com 国単位で酒を買い付けてるだけあってワインなどは…

個人情報と社会の透明性の微妙な関係

「個人情報に関わることなので、政府主催の花見の会への招待客情報は削除した」そんなあきれた政府の物言いが、透明性を重んじてきたスウェーデンでも近い将来現実のものになる? まさかそんなことはないとは思うが、スウェーデンでも昨年EUで導入されたGDPR…

キャッシュレス時代のマネーロンダリング

お金の流れがデジタルになると、すべてのトランザクションには足跡がついてしまうが、悪いことに知恵のまわる人も後を絶たず、今若者を巻き込んだ送金アプリを使ったマネーロンダリングが急増している。 スウェーデンで圧倒的に支持されていて、2019年8月時…